容疑者の男を送検 宮城・死体遺棄事件
宮城県の山林で白骨化した女性の遺体が見つかった事件で死体遺棄容疑で逮捕された男が25日、宇都宮地方検察庁に送致されました。
送検されたのは宮城県白石市の無職、海部学容疑者(35)です。
警察によりますと、海部容疑者は2019年12月ごろ、当時住んでいたさくら市内のアパートで死亡した女性と見られる遺体を宮城県白石市の山林に遺棄した疑いがもたれています。
18日に当時、海部容疑者と同居していた女性がさくら警察署を訪れ「2019年12月ごろ当時住んでいたアパートで監禁していた女性が死亡し、穴を掘って埋めた」と話したということです。
その後、女性の供述をもとに捜索したところ25日までに白骨化した成人女性の頭蓋骨などが見つかりました。
司法解剖の結果、遺体は推定30歳前後の女性で死後1年から数年が経過していることが分かっています。
申告した女性は「監禁中に暴行もあった」と話していて、警察は事件の経緯を調べるとともに遺体はさくら市内のアパートにいた女性(当時24)とみてDNA鑑定による身元の確認を急いでいます。