まん延防止27日から 「仕方ない」休業決断も
新型コロナウイルスの急拡大を受けて栃木県でも27日から飲食店などに営業時間の短縮と酒類の提供自粛などを要請するまん延防止等重点措置が適用されます。
期間は2月20日までのおよそ1カ月で、街の人たちからはため息がもれました。
各地で新型コロナウイルスの新規感染者は連日、過去最多を更新する中、栃木県への適用は2回目となるまん延防止等重点措置。
県民からは半ばあきらめにも近い嘆きの声が上がりました。
措置の期間となる27日からは、飲食店への営業時間の短縮や酒類の提供制限が要請され、どうするか対応が分かれます。
神田屋 神田直樹さん:「あすから休業。悩んだが、感染力が強く、万が一クラスターが発生したら多くの人に迷惑がかかる。常連からやってほしいという声もあり心苦しい」
こちらの店では休業は悩んだ末、25日の夜決めたといいます。
安心して営業するためにも店主は感染力の強いオミクロン株に対応した新しいガイドラインの策定を求めています。
時短などの要請に応じた際の協力金について飲食店に付随する業種は対象外となるため心苦しさがあるという胸の内も明かしました。
神田屋 神田直樹さん:「再開したら感染対策しながら全力で営業するのでまたよろしくお願いしたいということだけです」
一方、影響はこんな業種にも・・・夜の街の明かりが消えることでタクシー利用客の数は低下、コロナ禍で売り上げは以前の6割から7割にまで落ち込んだといいます。
再びまん延防止等重点措置が始まればその影響は大きく消費活動にも影を落としそうです。
感染防止と経済活動の両立、難しい日々は続きます。