木村翔(撮影は2019年)【写真:Getty Images】

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元世界王者・木村翔が中国で危険な技を受ける

 ボクシングの元WBO世界フライ級王者・木村翔が、エキシビションマッチで受けた“反則技”に波紋が広がっている。19日、中国・武漢の格闘技イベントでキックボクサーの玄武(中国)と対戦。2回に相手に体を抱え上げられ、そのまま背中からキャンバスに叩きつけられるという危険な行為を食らった。木村は試合後にSNSを更新。無事を報告すると、中国人ユーザーからも「私も気分を害している」「深くお詫びします」などとコメントが寄せられている。

 信じられない技を食らった。2回、クリンチするような形となった玄武が、右足をかけるようにして木村を押し倒した。立ち上がり、再び対峙した次の瞬間だ。なんと玄武は木村の下半身に抱き着いてそのまま持ち上げると、頭からキャンバスに思い切り叩きつけたのだ。プロレスだったとしても危険な行為。一度は立ち上がった木村は再び横になり、陣営が心配そうに見つめていた。

 イベント後、木村は自身のツイッターを更新。「中国でのエキシビジョンご心配おかけしました 幸い怪我もなく、身体に異常はありません」と無事を報告した。さらに「ただ世界中どんな国でも悪い人もいれば、いい人もいる 誠実な人もいれば、ずるい人もいる この件で中国人を嫌いにならないで欲しい」ともつづった。

 この投稿には中国のユーザーからも「私は中国人です。深くお詫びします。あなたの寛容な心を称賛します」「あなたは寛大だ」「中国人として恥ずかしく思う」「中国人だけど申し訳ない」「ごめんなさい。私も気分を害している」「中国で起きたことを謝罪したい」「怪我が無いと聞いてホッとしました」などとコメントが書き込まれている。

(THE ANSWER編集部)