20回も蹴って失敗はたった“1回”のみ プレミア昇格組で存在感放つPK職人とは
![先日行われたエヴァートン戦でもPKを沈めたトニー photo/Getty Images](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/8/b8d01_1638_662a8f19_951d6183-m.jpg)
2021-22シーズンのイングランド・プレミアリーグにおいて、一流のPKキッカーと言えば誰を思い浮かべるだろうか。おそらく、多くの人がすぐに思い浮かべるのはリヴァプールのFWモハメド・サラーやマンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウド、チェルシーのMFジョルジーニョといったところだろうか。
しかし、今季のプレミアリーグでは彼らのほかにも、非常に優秀なPKキッカーが頭角を現している。その男とは、昇格組のブレントフォードに所属するFWイヴァン・トニー(25)だ。
だが、彼が優れているのはそれだけではない。実はこのトニーという男、今季を含めた直近の3シーズンでただの一度もPKを失敗していないのだ。現地時間28日に行われたプレミアリーグ第13節のエヴァートン戦でも、名手ジョーダン・ピックフォードを相手にPKを成功させている。これで、トニーは2020年1月にリーグ1(英3部)でPKを沈めて以降、15回連続の成功。そのキャリアを通して、PK失敗はわずか1回のみという記録をキープしている。成功率は驚異の95.0%(20回中19回成功)だ。
「トニーは世界最高のPKキッカーだと、私は信じているよ。彼は常に最高級のPKを蹴ってくれるんだ。だから、この記録は偶然や運によるものではない。常に努力してきたからこその結果さ。トニーのおかげで今日は3ポイントを獲得できた。本当に彼に感謝しなければね」(英『talkSPORT』)
エヴァートン戦後、トニーについてこのように語ったのはブレントフォードのトーマス・フランク監督だ。驚愕の生涯PK成功率を誇る昇格組のストライカー。トニーがこの記録をあとどこまで伸ばしてくるかは非常に楽しみだ。