反日感情の強い中国だが、実際に日本を訪れてみると日本嫌いだった中国人でも、日本のいたるところに見られる細かな配慮に感動すると言われる。中国メディアはこのほど、日本で見られる中国人を感心させる配慮について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 反日感情の強い中国だが、実際に日本を訪れてみると日本嫌いだった中国人でも、日本のいたるところに見られる細かな配慮に感動すると言われる。中国メディアの網易はこのほど、日本で見られる中国人を感心させる配慮について紹介する記事を掲載した。

 記事が挙げた配慮の1つが、スーパーの売り場に見られる表示だ。例えばリンゴ売り場には品種のほかに「糖度」が書かれているので、好みに応じてリンゴを選ぶことができると伝えた。また、会計後に袋詰めをするサッカー台には無料のビニール袋が準備されているほか、取りやすいように水で湿らせたスポンジまで置いてあると伝えた。中国のスーパーではサッカー台すらないところが多いので、このような配慮に驚くようだ。

 また、コンビニエンスストアに「マルチコピー機」が置いてあることを紹介した。コピーや写真印刷ができるだけなく、各種チケットも購入することができて非常に便利だと伝えている。中国のコンビニには普通のコピー機も置いていないところがほとんどだ。

 さらに、日本では駅でも人に優しいサービスや配慮が見られると紹介。車椅子の人が電車に乗る際には駅員が補助してくれることや、改札口には聴覚障がい者のために筆談機が用意されていること、駅の中には多くのコインロッカーがあることなどを紹介した。

 このような配慮は本当にちょっとしたことであり、絶対になければならないものではないが、あれば便利なものばかりだ。そして、これらは中国ではなかなか見られないことばかりなので、日本に来て体験すると心が動かされ、日本嫌いの感情もどこかへ行ってしまうのだろう。ぜひともその気持ちを伝えるだけでなく、中国でも実践してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)