江戸時代からのまち並みが残り栃木県内で唯一国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている栃木市の嘉右衛門地区に観光の拠点となる施設が29日、オープンしました。

この建物は味噌工場として江戸末期に建てられ、当時の建築様式をそのまま残しながら2015年ごろまで使われていました。

国の保存地区の中心にあり、市では古い町並みを歩く歴史観光と市民活動の拠点にするため2016年に土地と建物を取得、およそ6億円をかけて整備してきました。

元の建物の梁や柱を生かして新たにガイダンスセンターに改修し、地区の歴史紹介や観光案内を行います。

開館式で栃木市の大川秀子市長らが紅白のテープにはさみを入れてオープンを祝いました。

市はガイダンスセンターに隣接する見世蔵だった建物についても店舗として利用する民間企業を募っていて、今年秋にもオープンを目指しています。