ビー玉入りラムネ 夏の風物詩守り続ける
夏の風物詩のひとつといえるビー玉入りの涼しげなラムネですが、北関東で唯一のメーカーが足利市で今年も製造を行っています。
ガラスの瓶にシロップと炭酸水が勢いよく注ぎこまれていきます。
見ているだけでも涼しげなこの風景、40年以上にわたってラムネを製造している足利市の清涼飲料メーカー・マルキョーです。
明治以降、庶民の飲み物として夏祭りや映画館、銭湯などで親しまれてきたラムネは、かつては足利市だけでも3軒の業者がいたそうですが、現在は北関東でここだけになってしまいました。
待っている人たちに「涼」を届けようと瓶に光を当てて傷や異物がないかチェックしたり、ラムネを注ぎ充てんする作業を行います。
マルキョーではその他、かき氷のシロップ作りや別会社でワインの醸造も行っていますが、昔ながらの瓶入りラムネを守っていきたい考えです。
マルキョーのラムネは栃木県内の道の駅や農産物を扱う「あぜみち」の店舗などで販売されている他、ホームページなどからも購入できます。