社会福祉協議会の会費を納めた会員に就労支援施設で作った製品を謝礼で送り、社協、会員、施設のそれぞれがつながる取り組みを壬生町の社会福祉協議会が始めました。

障がいがある人やお年寄りを支援しボランティア活動などを行う社会福祉協議会は補助金などで運営されますが、唯一の自主財源となるのが活動を応援する会員からの会費です。

しかし、会費の納入額は年々減っていて自主財源をどう確保するかが喫緊の課題になっています。

一方、新型コロナウイルスの影響で就労支援施設では商品の販路が狭まり利用者の工賃が大幅に減少しています。

壬生町社会福祉協議会の「ふくしパワーアッププロジェクト」はこの2つの問題を解消し、福祉の中で財源を循環させる仕組みです。

福祉に関心がある特別会員と賛助会員に会費を納入してもらったら、その謝礼として就労支援施設「むつみの森」の生産品が贈られます。

社協版のふるさと納税のようなイメージで、社協や施設の活動への理解も深まりSDG’sの持続可能な取り組みにつながると期待します。

特別会員は一口1万円、賛助会員は一口5千円からで、それぞれ会費の2割程度にあたる生産品が贈られます。

プロジェクトへの問い合わせは壬生町社会福祉協議会、電話0282-82-7899まで。