メルセデス・ベンツが小型ミニバンの新型「シタン」世界初公開! 8月25日に発表へ

写真拡大 (全2枚)

2代目に進化した「カングー」ベースの新型シタン

 独メルセデス・ベンツは2021年7月23日、スモールバンの新型「Citan(シタン)」および電気自動車モデル(EV)「eシタン」を同年8月25日にオンラインで世界初公開すると発表しました。

メルセデス・ベンツ新型「シタン」

 新型シタンは、おもに都市部での配達業務で使用されることを想定する小型商用車で、コンパクトなボディにもかかわらず広い室内スペースと高い積載量を実現しているといいます。左右の大開口スライドドアと低いサイドシルにより、快適な室内へのアクセスを実現するといいます。

【画像】メルセデス版カングーが新型へ! スモールバン「シタン」を画像で見る(22枚)

 また乗用モデルとなる「シタンツアラー」は、乗客も快適に過ごすことができます。高い機能性に加え、充実の安全装備と高い走行性を両立しています。

 最大7つの標準エアバッグや最新の先進運転支援システム(ADAS)を装備。ABSやESPに加えヒルスタートアシスト、クロスウインドアシスト、疲労警告システム「アテンションアシスト」、メルセデス・ベンツ緊急通報システムを標準装備しています。

 新型シタンツアラーは、さらにアクティブブレーキアシスト、アクティブレーンキーピングアシスト、ブラインドスポットアシスト、スピードリミッターアシストを装備します。また渋滞時の運転を自動的に制御するアクティブディスタンスアシスト「ディストロニック」や、車線の中央をキープし続けるアクティブステアリングアシストをオプションで用意しています。

 また「ハイ! メルセデス」で起動する音声コントロールシステムMBUXも搭載します。

※ ※ ※

 シタンは、ダイムラーとルノーの業務提携をきっかけに2020年10月に欧州で登場したスモールバンで、現行型はルノー「カングー」をベースとしたモデルとなり、仏モーブージュにあるルノー関係工場で生産されています。

 8月に世界初公開される新型シタンは2代目です。2021年4月に、14年ぶりのフルモデルチェンジをはたして世界初公開された新型「カングー」をベースにしています。