夏本番となり県内各地で祭りのシーズンを迎えていますが、那須烏山市では季節の風物詩「山あげ祭」が23日から無観客で始まりました。

山あげ行事は「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されています。

460年以上受け継がれてきた歴史ある祭りですが、去年は新型コロナウイルスの感染拡大で戦後初めて中止となりました。

県内各地のさまざまな夏の行事が今年も中止となる中、地域では伝統を次の世代へ伝えるため無観客での開催を決めました。

代わりに祭りの様子を動画で配信します。

「吉野山狐忠信」という演目は、源義経の後を追い吉野山にやって来た静御前が鼓を打つと、子狐が現れて家臣の佐藤忠信に化け静御前を守護していくというストーリーです。

祭の動画は24日と25日、那須烏山市の公式観光ユーチューブチャンネルで配信されます。