商工会議所同士が災害時に連携へ
災害などで商工会議所の機能が停止した際にも事業者への支援を途切れさせないようにしようと、栃木県内の商工会議所が21日、連携協定を結びました。
協定を結んだのは、栃木県商工会議所連合会と宇都宮、栃木、足利など県内に9つある商工会議所です。
締結式では、それぞれの代表者が集まり、協定書にサインを交わしました。
県内ではおととしの東日本台風で栃木商工会議所が被災し、1階が浸水、半年間は2階で業務を行うなど大きな影響を受けました。
協定は会議所が被災し、機能が停止しても事業者への経営支援体制が滞ることがないよう連携するもので、足利と佐野が群馬県の3つの商工会議所と協定を結んでいますが県内全域では初めてです。
非常時にはお互いに物資を提供するほか、被災した商工会議所の代わりに窓口業務を行うなどして「事業者への支援を途切れさせない」仕組みを目指します。