本拠地でのメッツ戦に先発登板したパドレスのダルビッシュ有

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パドレス 4 − 3 メッツ ●

<現地時間6月3日 ペトコ・パーク>

 パドレスダルビッシュ有投手(34)が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたメッツ戦に先発登板。6回途中2失点で今季6勝目(1敗)を日米通算170勝目(95敗)で飾り、チームの連敗を「4」で止めた。

 5回5失点だった前回登板のアストロズ戦から、中4日で今季12度目のマウンドに上がったダルビッシュ。初回、2番・リンドアを空振り三振に仕留めるなど3者凡退スタートを切ると、2回は二死から四球を与えたものの、3つのアウトすべてを空振り三振で奪った。3回はわずか9球で3者凡退。序盤をノーヒット投球で終えた。

 3回裏、味方打線が2点を先制。若き大砲・タティスが第17号の中越え2ランを放った。援護を受けた右腕は4回も3者凡退斬り。5回は二死から連打を許し一、三塁のピンチを招いたが、9番・ウォーカーを遊ゴロに退けゼロを並べた。

 4点リードで迎えた6回、一死から3番・マキャンに左越え2ランを浴び、続くスミスに死球を与えたところで降板。リリーフ左腕のヒルが四球と失策で一死満塁のピンチを背負ったが、最後は併殺で窮地を脱した。ダルビッシュは5回1/3で90球を投じ、4安打2失点、5奪三振2四死球の内容。今季の防御率は2.25となった。

 この日は9番打者としても本拠地ファンを沸かせた。2回の第1打席で左前打を放つと、4回の第2打席では3点目を呼び込む二塁打を右翼線へ。カブス時代の2019年6月21日(同22日)のメッツ戦で2安打を放って以来、自身2度目のマルチ安打を記録した。

 パドレスは4番・タティスの2ラン、1番・プロファーの左前適時打などで5回までに4点を先取。1点リードの9回は守護神・メランソンがピンチを招きながらも18セーブ目(1勝)で締め、今季ワーストだった連敗を止めた。