大相撲五月場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

 前頭十枚目の照強(伊勢ケ浜)が前頭十一枚目・琴ノ若(佐渡ケ嶽)を足取りで破って初日を飾った一番。その取組前にちょっとしたハプニングが発生すると、元横綱・若乃花の花田虎上氏が「それは一番マズいですね」と苦笑いを浮かべる一幕があった。

【画像】照強のまいた塩が…

 新型コロナウイルス感染拡大、さらに緊急事態宣言などを受け、無観客で初日を迎えた大相撲五月場所。観客のいない静かな国技館の土俵上に、ソルトシェイカーとしても人気のある照強が、手から溢れんばかりの大量の塩を豪快にまいた。

 塩の一部は土俵を通り越すほどの勢いだったが、そのことについてABEMAで実況を務めた清野茂樹アナウンサーが「照強の塩まきが土俵の外まで飛んでいきました」と話すと、これを受けた元若乃花が「お客さまがいないから遠慮ないですね」と笑顔で応じた。

 しかし、清野アナが「正面審判の藤島親方(元大関・武双山)にかかってると思うのですが…」と続けると一転、元若乃花は「それは一番マズいですね…」と苦笑いを浮かべた。

「ご覧のように、土俵はずいぶん白くなりました」の一声とともに時間を迎えたこの取組。立ち合い頭を下げ、素早く右に変化した照強が琴ノ若の左足をとって背後に回り込むと、琴ノ若は前のめりにバランスを崩し、両手を土俵について黒星スタートとなった。

 さらに成す術なく黒星を喫した琴ノ若について元若乃花は「足が揃ってしまいましたね。怖いからどうしようという感じで手をついてしまったのでは。プロであれば、もう少し体の動きが速くならないといけないですね。これぐらいで怖がっていたらダメですね。厳しいことを言わせていただくと。これでは見ている方が、『お相撲さんって、あれで倒れちゃうの?』って思ってしまう」と話し、奮起を促していた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)