ゴールデンウィークは3密を避けて、家族で健康的に楽しめるサイクリング旅はいかがでしょうか?
東京駅から在来線特急で49分のJR東日本常磐線「土浦駅」は、国土交通省が指定の全国で3つの「ナショナルサイクルルート」である「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の拠点駅です。

サイクリングはもちろん、食やホテルも楽しめる旅の仕方を、旅行ジャーナリストの小野アムスデン道子さんに教わりました。


サイクリング旅行

土浦駅から出発する家族のサイクリング旅



土浦駅に直結した「プレイアトレ土浦(PLAYatre TSUCHIURA)」で自転車をレンタルし、田んぼや並木の風景を眺めながら家族でサイクリングを楽しみ、サイクリングホテル「星野リゾート BEB5土浦」に泊まる…そんな旅をご紹介します。

●自転車ユーザーにやさしいプレイアトレ土浦




土浦駅の改札を出たらそこにはもう「プレイアトレ土浦」が。館内は自転車を押して歩ける仕様になっています。


プレイアトレ土浦内の自転車ショップ「ル・サイク」のレンタサイクルでは、最新モデルのロードバイク(3,500円)、クロスバイク(3,000円)e-バイク(4,500円)、シティサイクル(2,000円)、ジュニアスポーツ(2,500円)など豊富に揃います(いずれも税込み10:30〜19:30の使用料金、ウェブ予約)。グローブ、ヘルメットもレンタル可。シャワ室やロッカーも完備。さらにちょっとだけ自転車を使いたいという人には、15分200円で使える無人レンタサイクルもあります。

●平らで走りやすく、おいしい地元のお店にも立ち寄る初心者コース




つくば霞ヶ浦りんりんリードは、勾配や急カーブがなく、自転車専用道路で走りやすいので初心者にもおすすめ。筑波山口まで往復約40kmの旧筑波鉄道コースは、日帰りで走るのにちょうどよい距離。


駅の跡や元の駅舎を活用した休憩所も点在しています。旧筑波鉄道の筑波駅跡で山を見上げてしばしなごんだりも。


ちょうど中間の20km地点にある筑波山口で地元でも有名店の「松屋製麺所」では、つるつるしこしこのおいしいラーメンに舌つづみを打って。


すぐ近くにある老舗「沼田屋」でかりんと揚げ饅頭のおやつを買って戻るコースが、家族連れの1日コースとしておすすめです。

●プレイアトレ土浦は買い物も充実




駅に戻ってきました。奥に卓球コーナーやキッズコーナーのあるレストランもあって、ゆっくりできます。


土浦名物のどら焼き。いろいろな種類が並びます。


お総菜も豊富なので、夕飯の買い出しもおまかせ。


酒店に並ぶ茨城県の地ビール「常陸野ネスト」の品ぞろえに驚き!

●「ハマる輪泊」が合言葉の「星野リゾート BEB5土浦」



プレイアトレ土浦の3〜5階に位置する「星野リゾート BEB5土浦」は、サイクリング初心者から上級者までどんな自転車ニーズにもハマるサイクリングホテルです。


自転車でも移動しやすい広々したパブリックスペースには、自転車で換気している人形も。


遊び心いっぱいのこのホテル。工具などが置かれ、自転車のメンテナンスができる「サイクルスペース」もあります。
全90室の中には愛車と添い寝ができるというお部屋まで。


家族3人なら上段がベッド、下段がソファのヤグラルームが楽しいですね。


朝食は、プレイアトレ土浦内の店舗で。ボリューム満点のクロックムッシュやこだわりのブリオッシュキャラメルマキアートなど、ゲスト専用セットメニューが。

星野リゾートBEBブランドでは、添い寝(6歳まで)は無料で泊まれるほか、宿泊者全員が29歳以下の「若い世代」なら365日同一料金の1室13,200円(税込み)という「エコひいきプラン」が利用可。週末やゴールデンウィーク、お盆、年末年始も同じ料金です。家族で友達同士で、初めてのサイクリング旅にぜひ出かけてみては?

●教えてくれた人
【小野アムスデン道子さん】



「ロンリープラネット日本語版」の編集を経てフリーランスへ。ポートランドと東京のデュアルライフを送りながら、旅や食についての取材に世界中を巡る。