折りたたみスマホとPCを半額で! モトローラ、レノボがソフトバンクと組んだ戦略とは

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●モトローラとレノボがフォルダブル製品2機種を発表
モトローラ・モビリティ・ジャパンおよびレノボ・ジャパンは3月4日、オンラインにて共同発表会を開催。
新型フォルダブル・モバイルパソコン「ThinkPad X1 Fold」と、新型フォルダブル・スマートフォン「razr 5G」を発表しました。

ThinkPad X1 Foldは、2020年10月に直販モデルなどとして発売されていたものとハードウェア仕様は同等のもので、今回発表されたのはソフトバンク販売モデルとなります。
主なスペックは以下の通りです。

「ThinkPad X1 Fold」
・OS:Windows 10 Pro 64bit(日本語版)
・ディスプレイ:13.3インチ・QXGA(2048x1536ドット)OLED
・CPU:Intel Core i5-L16G7(1.4GHz、4MBキャッシュ)
・RAM:8GB
・内蔵ストレージ:512GB SSD
・通信:3G、4G(FDD-LTE、TDD-LTE)、5G、Wi-Fi(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0
・重量:973g
・バッテリー容量:6,480mAh
・バッテリー持続時間:約11.7時間(JEITA2.0)

通信キャリアによる販売ではソフトバンク専売となっており、5G通信に対応しています。
ソフトバンクが提供する購入サポートプログラム「トクするサポート+」などを利用できるのも大きな特徴です。

発売は3月17日より開始されており、ソフトバンク公式オンラインショップでの販売価格は、
・割賦販売価格:月々8,385円×48回
・現金販売価格:40万2480円

トクするサポート+(特典A)適用時
・割賦販売価格:月々8,385円×24回
・現金販売価格:20万1240円
このようになっています。
また、ソフトバンク回線のスマートフォンなどを所有している場合、月額980円のデータ通信専用小回線料金プラン「データシェアプラン」を利用可能です。


ソフトバンクユーザーであれば、ソフトバンク販売モデルを購入するメリットはありそうだ

3月26日より販売が開始されたRazr 5Gも、SIMフリーモデルと同じ仕様のものがソフトバンクより販売され、こちらもソフトバンクの「トクするサポート+」などの購入サポートプログラムを利用できます。

ソフトバンクの公式オンラインショップによる販売価格は、
・割賦販売価格:月々4,125円×48回
・現金販売価格:19万8000円

トクするサポート+(特典A)適用時
・割賦販売価格:月々4,125円×24回
・現金販売価格:9万9000円
このようになっています。
ソフトバンクが3月17日より開始したオンライン専用の20GBプラン「LINEMO」での契約も可能です。

Razr 5Gはその名の通り5G対応端末で、モトローラ製携帯電話の名機「RAZR」(レイザー)シリーズを彷彿とさせるデザインに仕上げています。
主なスペックは以下の通りです。

「razr 5G」
・OS:Android 11
・ディスプレイ(メイン):6.2インチ・HD+(2142×876ドット)OLED
・ディスプレイ(サブ):2.7インチ・SD(800×600ドット)OLED
・CPU:Qualcomm Snapdragon 765G(オクタコア・2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz)
・RAM:8GB
・内蔵ストレージ:256GB
・カメラ(メイン):約4800万画素
・カメラ(サブ):約2000万画素
・通信:2G(GSM)、3G(W-CDMA)、4G(FDD-LTE、TDD-LTE)、5G、Wi-Fi(a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.1
・生体認証:指紋、顔
・重量:約192g
・バッテリー容量:2,800mAh
・連続通話時間:5G 約1261分、4G LTE(FDD-LTE) 約1571分


たたむと片手にすっぽりと収まるほどコンパクトになる


●フォルダブルで勝負をかける3社
2機種とも、ディスプレイ面が折り畳めるフォルダブルスタイルのモバイル端末であり、価格が非常に高額である点が特徴です。

SIMフリー版を購入する場合、端末代金を全額一括で支払うか、全額での割賦を組む以外に購入方法がありません。
ソフトバンク専売モデルとして販売できれば、端末の下取りや回収を前提として半額で購入することができるため、よりリーズナブルに利用したいというユーザーにはメリットの多い選択肢となります。


高額な商品ほどトクするサポート+による購入補助のメリットは大きくなる

モトローラやレノボとしては、大きなディスプレイをコンパクトに折りたたんで持ち歩ける、新世代のモバイルデバイスとしてのフォルダブル端末を普及させたい狙いがあります。
現在はまだ市場拡大の初期投資段階であり、製品としても高額であるため、そのままではエンドユーザーに響きません。

そこで、ソフトバンクの購入サポートプログラムを活用して普及を図り、シェアの拡大とスケールメリットによるコストダウンへと繋げたいところです。


これまで日本市場向けには普及価格帯のスマートフォンを販売していたモトローラだが、いよいよ本格的にフラッグシップモデルで勝負を挑む

ユーザーの視点から見ると、ThinkPad X1 FoldはSIMフリーモデルのままソフトバンクより販売されますが、razr 5GはSIMロックを掛けた状態で販売されるため、若干の注意が必要です。
ソフトバンク回線の契約がなくても購入はできるため、他社回線を利用したい場合はSIMロック解除の手続きを忘れないようにしましょう。
執筆 秋吉 健