現在、中国で日本の精神科医が書いたある本が話題だ。書名は「心に折り合いをつけて うまいことやる習慣」。現在89歳、70年のキャリアを持つ精神科医中村恒子さんが書いた書籍だ。(写真はイメージで、記事とは関係ありません。イメージ写真提供:123RF)

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 現在、中国で日本の精神科医が書いたある本が話題だ。書名は「心に折り合いをつけて うまいことやる習慣」。現在89歳、70年のキャリアを持つ精神科医中村恒子さんが書いた書籍だ。日本では2018年に出版され、中国語版は2019年に翻訳出版されている。現在中国のソーシャルカルチャーサイトの「Douban」では8.1/10ポイントと、日本の書籍としては異例の高さとなっている。なぜ、この書籍がこれほど中国で人気なのか。

 中国メディア百度では、この書籍を紹介し、その魅力を語っている。著者の中村恒子さんは、現在も現役の精神科医として日々多くの患者に対峙している。本書には、そうしたキャリアに裏打ちされた人生哲学が満載、やさしい語り口で、「心への折り合いのつけ方」を教えてくれる。ちなみに、中国語のタイトルは「人間値得(人生には価値がある)」となっている。

 翻訳され中国で出版された本書が、これほど評判なのはなぜか。記事は「本書は人生の本質とは”とにかく一人の人間として生きること”ということを教えてくれる。生きることに頑張り過ぎず、一日一日を素直に受け入れていくことの大切さを教えられた」と述べている。

 記事はまとめとして「仕事や恋愛、人間関係、幸せの追求に疲れた人たちに具体的なアドバイスを語る本書は必読」と結んでいる。中国では親族との結びつきが強く、独身者には結婚を迫る圧力が強いという。そうした人間関係に疲れた若者にとって、本書の「そんなにがんばらなくてもいいよ」という言葉は慰めとなっているようだ。(編集:時田瑞樹)(写真はイメージで、記事とは関係ありません。イメージ写真提供:123RF)