ミモザのある暮らし。プロが教えるドライフラワー作りのコツと簡単アレンジ術3選

季節の花「ミモザ」をドライフラワーに

サクラより一足早く春の訪れを告げる花、ミモザ。鮮やかな黄色い花が、ふさふさと風に揺られる姿がかわいらしいですよね。しかし、開花時期は主に3~4月と限られた期間です。

そこで、より長くミモザを楽しむために、ドライフラワーにするのはいかがでしょう。ドライフラワー作りのプロに、ミモザを上手にドライする方法とポイントを教わりました。

教えてくれたのはこの人

「ミモザは、はじめてドライフラワーに挑戦する方におすすめなお花です。それは、ミモザがとても乾燥しやすいお花だから。水に生けたままでも、気がつくとドライフラワーになっていた、なんてこともあるほどです。そんなミモザをきれいにドライフラワーにする方法と、ポイントをお教えします。また、できあがったミモザのドライフラワーを使ったアレンジ術を、初級~上級編に分けてご紹介します」(山崎さん)

ミモザを上手にドライフラワーにする方法

作り方

1. ミモザ2~3本束ねて麻ひもでしばる
(たくさん束ねすぎると内側で蒸れてしまう)
2. しばったものを逆さに吊し、1週間ほどなるべく触らずに放置しておく

ポイント

1. フレッシュなミモザを使う

「ミモザをドライフラワーにするときは、なるべくフレッシュな状態のものを乾燥させること。できるだけ新鮮なうちに乾燥させることで、色や形をより美しく保てます。また、ミモザは散りやすい花ですが、これも新鮮な状態のものを乾燥させると緩和できます」(山崎さん)

2. 品種は「房アカシア」がおすすめ

「ミモザにもいろいろな種類があり、代表的なものは “銀葉アカシア” 。これは国産のものが多いです。しかし、ドライフラワーには “房アカシア” と呼ばれる輸入品がおすすめ。個体差があるため一概には言えないのですが、花が大きい状態で残りやすく、散りにくいですよ」(山崎さん)

ミモザのドライフラワーを使ったアレンジ3選

1.【初級編】フラワーベースに飾る

「ドライフラワーになったミモザを、お手持ちのフラワーベースに挿すだけ。水替えをする必要がなく、お手入れが簡単なのもドライフラワーのうれしいポイントです。ドライフラワーにしたミモザは花や葉が落ちやすいので、慎重に取り扱うようにしましょう。フラワーベースがなければ、キャニスターやお気に入りの空き瓶に入れて楽しむのもおすすめ」(山崎さん)

2.【中級編】スワッグ

「スワッグの作り方は、乾燥させるときと同じように、ミモザのドライフラワーを数本麻ひもでしばって吊るすだけです。ミモザ単体でもかわいいですが、ユーカリやほかの植物と組み合わせるのもおすすめ。壁に穴をあけるのがむずかしい場合は、突っ張り棒やコートハンガーから吊り下げてもいいと思います」(山崎さん)

3.【上級編】リース

「ミモザのドライフラワーをたっぷり使って、リースにするのはいかがでしょう。玄関や部屋の扉に飾ってもよし、花が散りやすいので、アンティーク調のお皿の上にのせて楽しむもよし。さらに、リースの中心部にキャンドルを入れてテーブルにセッティングすれば、特別な日の食卓にぴったりです」(山崎さん)

ミモザのドライフラワーを飾り、花のある生活を楽しむ