ショッピングカートに置き忘れられた乳児(画像は『The Sun 2021年1月14日付「BASKET CASES Baby left in shopping trolley after dopey parents DRIVE HOME from supermarket before they realise he is missing」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット)

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幼い子を持つ親で、買い物中に子供が迷子になってしまった経験はよく聞く話だ。このほどブラジルの夫婦は買い物後に生後4か月の息子をショッピングカートに置き忘れて自宅に戻ってしまい、血の気が引く思いをしたという。『The Sun』『news.com.au』などが伝えている。

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ブラジルのサンタカタリーナ州ラジェスにあるスーパーマーケット「Fort Atacadista」の駐車場で今月11日の午後、生後4か月の男児がショッピングカートのチャイルドシートに乗せられた状態で置き去りにされているのが見つかった。

男児を見かけた買い物客の男性が、近くに両親がいないことを不審に思ったようだ。男性は「誰が君をここに置いて行ったの? 今、警備員を呼んだからね。しかし物忘れの激しい君のパパとママはどこなのかな?」と男児に声をかけた。

男児は泣くこともなく、男性の問いかけに笑顔を見せていた。のちに警備員によって同スーパーマーケットの駐車場に警察官が駆けつけたが、その前に男児の両親が慌てた様子で駐車場に戻ってきた。

のちにこの夫婦は、警察に「買い物をした後に息子を車に乗せ忘れて家に帰ってしまった。息子がまだ駐車場にいると気づいて慌てて戻ってきた」と話していたそうだ。

警察では夫婦が十分に反省していると判断し、罪などは問わずにそのまま夫婦を男児と共に自宅に帰したとのことだ。一時的にひとりぼっちにされた男児だが、精神的にも安定した様子で特に問題も見られなかったという。

夫婦は警察からの起訴もなく済んだが、2015年に米アリゾナ州で4児の母親であるチェリッシュ・ピーターソンさん(Cherish Peterson)は、スーパーマーケットで買い物を済ませた後に3人の子供を車に乗せたものの末っ子の生後2か月の乳児をショッピングカートに置き忘れてしまった。慌てて駐車場に戻ったものの、警察に児童虐待による軽犯罪の容疑をかけられたそうだ。

画像は『The Sun 2021年1月14日付「BASKET CASES Baby left in shopping trolley after dopey parents DRIVE HOME from supermarket before they realise he is missing」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)