サム・ロックウェルが主演
 - Steve Granitz / WireImage / Getty Images

写真拡大

 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告の逃亡劇を題材にした新作映画で、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したサム・ロックウェルが、ゴーン被告の逃亡を助けたとされる元グリーンベレー隊員役で主演を務めるとDeadlineが独占で報じた。

 映画は、ゴーン被告の逃亡を幇助したとして日本政府の要請で拘束された、米陸軍特殊部隊グリーンベレー元隊員のマイケル・テイラー容疑者を描いた作品になるといい、海外ドラマ「シェイムレス」などのデイヴィ・ホームズが、今年7月にヴァニティ・フェアに掲載された、メイ・ジョン氏の記事を基に脚本を執筆。サムと共に製作総指揮も務める。

 サムは映画でテイラーを演じるほか、彼の過去を描く前日譚(たん)シリーズでも製作総指揮を務める予定。同シリーズにサムは出演せず、若き日のテイラーが、退役後にいかにして民間警備会社の仕事に携わるようになったのかを描くという。

 サムとマーク・バーガーのプロダクションであるプレイ・ホーキーが制作を担当。両プロジェクトの製作スタジオとなる MGM / UA TV では、2021年にもストリーミング市場での展開を視野に入れているとのことだ。

 サムは先日、サーチライト・ピクチャーズが製作する、1950年代のロンドンを舞台にした殺人ミステリーへの出演が報じられたばかり。同作では、シアーシャ・ローナン、デヴィッド・オイェロウォ、エイドリアン・ブロディらと共演する。(編集部・入倉功一)