キャリーで400ヤード超え! デシャンボーの調整は上々のようだ(撮影:GettyImages)

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トップランカーたちが「ZOZOチャンピオンシップ」に参戦。2週後に迫ったマスターズに向けて準備を進めている。9月に「全米オープン」を制したブライソン・デシャンボー(米国)は4週間も試合に出場せず、さらなる飛距離を求めてテキサス州ダラスの自宅で格闘中だった。
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先週、そのデシャンボーは「初めてキャリーで400ヤードを超えた!」とインスタグラムのストーリーに投稿した。
その数字は…、キャリーで403.1ヤード、ボールスピードは時速211マイル(339キロ)、スピン量は1957、ボールの滞空時間は8.2秒を示していた。しかもこの数字、「48インチのシャフトを使用していない」というのだから驚きだ。つまり、48インチにするとさらに飛距離が伸びる…、ということになる。
ちなみにプロは通常は44〜45インチを使用するが、飛距離合戦とも言える昨今はこの長尺はどうやらトレンド。
ZOZOチャンピオンシップでは、ディラン・フリッテリ(南アフリカ)が46インチのドライバーを使用。同じく47.5インチの長尺ドライバーを採用したフィル・ミケルソン(米国)は「今や選手たちはみな時速180マイルのボールスピード。ブライソンだけじゃなく、みな飛距離を伸ばしている」。このシャフトはもちろんオーガスタ向けのものだ。
だが、ZOZOチャンピオンシップでのミケルソンのティショットはけっして好調とは言えない数字。ティショットのストロークゲインはマイナス8でほぼ最下位、フェアウェイキープ率は59.62%だった。ただし、ミケルソンは355ヤードを打ったホールがあり、これは4日間通してのロンゲストドライブの2位だったから、やっぱり長尺は飛距離が伸ばせる。
果たしてデシャンボーが48インチを使ったら400ヤードは簡単に超えるのか…。オーガスタでのお披露目に注目。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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