Facebookが、ワクチン接種への取り組みを支援することを発表しました。この動きの1つとして、ワクチン接種を思いとどまらせるような「反ワクチン」の広告を、世界的に拒否することを表明しています。

Supporting Public Health Experts’ Vaccine Efforts - About Facebook

https://about.fb.com/news/2020/10/supporting-public-health-experts-vaccine-efforts/



2020年初頭から世界的に流行している新型コロナウイルス感染症に対するワクチンはまだありませんが、人々が健康で安全に暮らしていくために、季節性インフルエンザのワクチンを接種するなど、できることはいろいろあります。このワクチン接種の取り組みを支援していくことを、Facebookが明らかにしました。

Facebookはまず、ワクチンに関する情報を提供するキャンペーンを実施するとのこと。もともと、インフルエンザワクチンに関しては、保健当局は毎年のように接種するよう人々に呼びかけているのですが、2020年は特に、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時感染のリスクを最小限に抑えることが重要。情報提供はまずアメリカからスタートし、数週間以内に各国にも拡大していく予定だとのことです。

また、ワクチンを接種する気をなくすような広告を世界的に拒否することも明らかにしています。すでに、世界保健機関(WHO)やアメリカ疾病対策予防センターなど世界の主要な保健機関によって確認されているデマを含む広告は拒否されていますが、これに加えて、明らかにワクチン接種を踏みとどまらせるような広告も拒否対象に含まれるようになります。この施策は今後数日で適用されます。

WHOのアレクサンドラ・クズマノヴィッチ氏は、Facebookの取り組みを歓迎するとコメントしています。