9月10日に閉店した「PALATIN」

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 要企業(株)(TDB企業コード:982074722、資本金2000万円、東京都港区浜松町2-4-12、代表唐澤隆秀氏)は、9月10日までに事業を停止し、事後処理を市川穣弁護士(東京都港区虎ノ門1-15-12、虎ノ門南法律事務所、電話03-3502-6456)ほか1名に一任した。今後は東京地裁へ自己破産を申請する予定。

 当社は、1968年(昭和43年)7月に設立。浜松町モノレールビル内にて洋食店「PALATIN(パラタン)」を運営するほか、新宿タカシマヤタイムズスクエアにてサンドイッチ&カフェ「スタッカーズ」を運営するなど飲食店の運営を中心に手がけ、2001年6月期には年売上高約5億2000万円を計上していた。

 しかし、2013年9月に売り上げ不振から新宿タカシマヤタイムズスクエア「スタッカーズ」を閉店。2019年6月期の年売上高は約2億2000万円に減少し、従前から債務超過に陥っていた。その後も、「パラタン」は羽田空港の利用者や近隣サラリーマンを顧客とし一定の売り上げをあげていたが、今年に入り新型コロナウイルス感染拡大の影響から売り上げが減少し、収益が悪化。事業継続に手を尽くしたが、奏功せず今回の事態となった。
 
 負債は2019年6月期末時点で約1億7000万円。