グラスヒュッテ、2020年夏の新作発表 - 世界25本の限定モデルや今年だけの新色も
ドイツの高級時計メーカー「グラスヒュッテ・オリジナル」は、スウォッチ・グループジャパンの銀座「ニコラス・G・ハイエックセンター」にて、代表的なコレクション「セネタ」「SeaQ」などの新作発表会を開催。その中から特に印象に残ったモデルをご紹介する(記載の価格はすべて税別、価格と発売時期はすべて予定)。
○セネタ・クロノメーター
航海用のマリンクロノメーターをモチーフとした「セネタ・クロノメーター」。42mmの18Kホワイトゴールド製ケースは実際のマリンクロノメーター同様すり鉢形状で、ベゼル縁にはコインエッジ・モールドがある。これは時計本体を箱から出し入れするとき、波で揺れてもしっかりホールドするためのグリップ彫刻を再現したもの。
ダイヤルはソリッドゴールド製。デザインこそシンプルだが、レイルロードリングとローマンインデックスが歴史と気品を匂わせる。インダイヤルは12時位置がパワーリザーブ、6時位置がスモールセコンド。センターの分数は、世界限定25本を示すシリアルナンバー(写真はサンプルのため「OO」)。
カレンダー表示はパノラマデイト。ムーブメントはレッドゴールドガルバニック仕上げの手巻きで、ドイツクロノメーターを取得している。風防はサファイアクリスタルで、5気圧防水。ブルーのアリゲーターストラップが付属。価格は341万円で、8月発売。
○SeaQ パノラマデイト
1969年、初めてのドイツ製ダイバーズウォッチが誕生した。その50周年を記念して2019年に登場した「SeaQ パノラマデイト」コレクションが、2020年はさらに充実しそうだ。
従来の39mmステンレススチールケースに加え、新たに43.2mmのステンレススチールケースとローズゴールドケースをラインナップ。ステンレススチールケースはアッシュブラウン、ローズゴールドケースはブラックのダイヤルとなる。
防水性能は、39mmケースでは20気圧だったが、42.3mmケースでは30気圧に向上。ムーブメントは自動巻きで、パワーリザーブは100時間。りゅうずはねじ込み式。43.2mmケースにはブラックラバー、あるいはファブリック調のストラップがセットされる。
価格と発売時期は、ステンレススチールケースモデルが171万円で8月、ローズゴールドケースモデルが284万円で10〜11月。
○シックスティーズ(アニュアルエディション)
登場から3年目を迎えるビンテージコレクション「シックスティーズ」(アニュアルエディション)。1960年ごろの時計をイメージしたモデルで、アニュアル(「年に一度」の意)エディションの名の通り、毎年限定で生産されるダイヤルカラーがファンの大きな関心事となっている。
2020年の限定色は「グレイシャーブルー」。グレイシャーとは「氷河」の意。暗色から透明感のあるブルーグレーへのグラデーションは、取材現場の写真では表現が難しい繊細なニュアンス。サンバースト仕上げも相まって、今までに類を見ない表情だ。気になる方は店頭に足を運んで、ぜひ実物をご覧いただきたい。
緩やかに婉曲したドーム型のダイヤルと、これに沿って曲がった針先、インデックスのオールドスタイルなアラビアフォントもシックスティーズの特徴。また、裾野の広い低山のようなケースバックは、クラシカルな雰囲気とともに手首に触れる面積が少なく、装着感も良い。
2020年は39mmケースの三針モデルと42mmケースのクロノグラフをラインナップ、ムーブメントは自動巻きで3気圧防水。ヌバック(皮革の表側をやすりで細かく起毛加工したもの)のカーフスキンストラップが付属する。価格は三針が77万円、クロノグラフが94万円。
○パノマティックルナ(ブティック限定)
グラスヒュッテ・オリジナルを代表するモデル、オフセンターのメインダイヤルとムーンフェイズの個性が目を引く「パノマティックルナ」にグリーンダイヤルが登場する。
もとは2019年にドバイ限定で発売したモデル。これが大人気となり、今回、世界での発売につながった。通常モデルのダイヤルは単色だが、本モデルのダイヤルは製造工程を変え、ブラックからグリーンへのグラデーションを施している。なお、こういった加工は時計部品の95%を自社で製造する同社ならではの柔軟性の好例といえるだろう。
こうして表現された非常に深みのあるグリーンは、グラスヒュッテの工房があるチェコ国境付近の山深い森、またムーンフェイズはその湖に映る月をイメージしているという。
ムーブメントは自動巻きで、カレンダー表示はパノラマデイト。防水性能は5気圧。価格は、ヌバックのアリゲーターストラップ付きが108万円、ステンレススチールブレスレット付きが119万円。ブティック限定で発売中。
○セネタ・クロノメーター
航海用のマリンクロノメーターをモチーフとした「セネタ・クロノメーター」。42mmの18Kホワイトゴールド製ケースは実際のマリンクロノメーター同様すり鉢形状で、ベゼル縁にはコインエッジ・モールドがある。これは時計本体を箱から出し入れするとき、波で揺れてもしっかりホールドするためのグリップ彫刻を再現したもの。
ダイヤルはソリッドゴールド製。デザインこそシンプルだが、レイルロードリングとローマンインデックスが歴史と気品を匂わせる。インダイヤルは12時位置がパワーリザーブ、6時位置がスモールセコンド。センターの分数は、世界限定25本を示すシリアルナンバー(写真はサンプルのため「OO」)。
カレンダー表示はパノラマデイト。ムーブメントはレッドゴールドガルバニック仕上げの手巻きで、ドイツクロノメーターを取得している。風防はサファイアクリスタルで、5気圧防水。ブルーのアリゲーターストラップが付属。価格は341万円で、8月発売。
○SeaQ パノラマデイト
1969年、初めてのドイツ製ダイバーズウォッチが誕生した。その50周年を記念して2019年に登場した「SeaQ パノラマデイト」コレクションが、2020年はさらに充実しそうだ。
従来の39mmステンレススチールケースに加え、新たに43.2mmのステンレススチールケースとローズゴールドケースをラインナップ。ステンレススチールケースはアッシュブラウン、ローズゴールドケースはブラックのダイヤルとなる。
防水性能は、39mmケースでは20気圧だったが、42.3mmケースでは30気圧に向上。ムーブメントは自動巻きで、パワーリザーブは100時間。りゅうずはねじ込み式。43.2mmケースにはブラックラバー、あるいはファブリック調のストラップがセットされる。
価格と発売時期は、ステンレススチールケースモデルが171万円で8月、ローズゴールドケースモデルが284万円で10〜11月。
○シックスティーズ(アニュアルエディション)
登場から3年目を迎えるビンテージコレクション「シックスティーズ」(アニュアルエディション)。1960年ごろの時計をイメージしたモデルで、アニュアル(「年に一度」の意)エディションの名の通り、毎年限定で生産されるダイヤルカラーがファンの大きな関心事となっている。
2020年の限定色は「グレイシャーブルー」。グレイシャーとは「氷河」の意。暗色から透明感のあるブルーグレーへのグラデーションは、取材現場の写真では表現が難しい繊細なニュアンス。サンバースト仕上げも相まって、今までに類を見ない表情だ。気になる方は店頭に足を運んで、ぜひ実物をご覧いただきたい。
緩やかに婉曲したドーム型のダイヤルと、これに沿って曲がった針先、インデックスのオールドスタイルなアラビアフォントもシックスティーズの特徴。また、裾野の広い低山のようなケースバックは、クラシカルな雰囲気とともに手首に触れる面積が少なく、装着感も良い。
2020年は39mmケースの三針モデルと42mmケースのクロノグラフをラインナップ、ムーブメントは自動巻きで3気圧防水。ヌバック(皮革の表側をやすりで細かく起毛加工したもの)のカーフスキンストラップが付属する。価格は三針が77万円、クロノグラフが94万円。
○パノマティックルナ(ブティック限定)
グラスヒュッテ・オリジナルを代表するモデル、オフセンターのメインダイヤルとムーンフェイズの個性が目を引く「パノマティックルナ」にグリーンダイヤルが登場する。
もとは2019年にドバイ限定で発売したモデル。これが大人気となり、今回、世界での発売につながった。通常モデルのダイヤルは単色だが、本モデルのダイヤルは製造工程を変え、ブラックからグリーンへのグラデーションを施している。なお、こういった加工は時計部品の95%を自社で製造する同社ならではの柔軟性の好例といえるだろう。
こうして表現された非常に深みのあるグリーンは、グラスヒュッテの工房があるチェコ国境付近の山深い森、またムーンフェイズはその湖に映る月をイメージしているという。
ムーブメントは自動巻きで、カレンダー表示はパノラマデイト。防水性能は5気圧。価格は、ヌバックのアリゲーターストラップ付きが108万円、ステンレススチールブレスレット付きが119万円。ブティック限定で発売中。