内田篤人の引退に槙野智章や青木剛がメッセージ【写真:高橋 学】

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今季限りでの引退が発表され、ファン・選手・関係者ともに惜別

 鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人は、8月20日に今シーズン限りで現役を引退することが発表された。

 日本サッカー界を牽引してきた右サイドバックの決断に衝撃が駆け巡ったが、“調子乗り世代”として代表シーンで共闘した浦和レッズDF槙野智章は、「俺は寂しいよ」と引退を惜しみつつ、「次のステージでまた輝くウッチーが早く見たい!!」

 内田は2006年に清水東高から鹿島アントラーズ入り。1年目から28試合に出場するなど、瞬く間に主力選手に上り詰めた。07〜09年にはリーグ3連覇に貢献し、2010年7月にドイツへ移籍した。

 シャルケでは計7シーズン戦い、2010-11シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でクラブ史上初、日本人としても初めてのベスト4進出に貢献。CLにおいては通算2387分(29試合)プレーと日本人史上最長の出場時間を記録した。

 しかし、2015年3月に右膝の膝蓋腱を負傷以降は怪我に苦しんだ。2015-16シーズン、16-17シーズンは公式戦に1試合も出場できず、17-18シーズン途中にドイツ2部ウニオン・ベルリンへ移籍したが、左太ももの肉離れもありリーグ戦2試合の出場に終わった。

 2018年に鹿島復帰したが、その後も怪我に苦しみ、今季リーグ戦は第2節・川崎フロンターレ戦(1-2)に出場しただけだった。

 8月20日に現役引退と23日のガンバ大阪戦で引退の挨拶を行うことが発表されたなか、現役選手や関係者などからも引退を惜しむ声が多数上がっている。

 “調子乗り世代”と呼ばれた2007年のU-20ワールドカップ出場組である槙野は、「寂しいよ。俺は寂しいよ。次のステージでまた輝くウッチーが早く見たい!! お疲れ様でした!」とツイート。鹿島時代の同僚である南葛SCの元日本代表DF青木剛も2ショット付きで「篤人…良い思い出ばかりです…ありがとう」と感謝の思いを綴り、Jリーグ副理事長の原博実氏も「えっ本当なの 篤人、お疲れ様」と投稿している。

内田篤人」「うっちー引退」はトレンド入りしており、いかに内田が人々に愛され、影響力の大きい選手だったかを示している。(Football ZONE web編集部)