エンゼルスのジョー・アデル【写真:AP】

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平凡な右飛をグラブで弾いて“本塁打”をアシスト

 米大リーグで“珍本塁打”が話題を呼んでいる。エンゼルスのジョー・アデル外野手が、平凡な右飛をグラブではじき、“本塁打”をアシストしてしまった。実際の珍守備の映像を米メディアが公開。米ファンに笑撃が広がっている。

 本人も頭を抱える珍守備が生まれた。9日(日本時間10日)のレンジャーズ戦、右翼・アデルがやってしまった。2-5で迎えた5回2死、右翼後方へ飛んだソラックの打球に反応し、楽々と落下点に入ったかに見えた。次の瞬間だ。

 アデルは打球をグラブで弾いてしまった。慌てた21歳はボールを追うも時すでに遅し。ボールは右翼フェンスを越えてスタンドイン。本人も頭を抱えて呆然と立ち尽くす。記録はエラーとなったものの、思わぬ形で“右越えソロ”を献上してしまった。

 米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」インスタグラムは「このプレーは最も運の悪い類に含まれるに違いない」とつづり、2つの異なる角度からこのプレーをとらえた動画を公開。珍守備を目の当たりにしたファンに笑撃が広がっている。

「不運ではなく、キャッチが下手だっただけ」
「彼のオウンゴールにしておいて」
「もっと一生懸命にやらなくちゃ」
「エンゼルスファンにとっては痛い」
「これがプレーオフで起きてたらもっとひどいことになっていたね」
「今まで見た中で最高の“おっとっと”だ」
「なんてこった」

 21歳のアデルは、2019年にWBSC世界野球プレミア12の米国代表に選出された実績を持つ、エンゼルス期待の若手。今季メジャーデビューを果たし、ここまで15試合に出場している。この日は打席でも4打数無安打と振るわず。チームも3-7でレンジャーズに敗れた。(THE ANSWER編集部)