【速報】NVIDIA「Jetson Xavier NX」5月15日に発売 超小型のAIコンピュータボードの最新版 TX2の約15倍高速、価格は45,900円

「Jetson Xavier NX」開発キット

量産版「Jetson Xavier NX」のイメージ

Jetsonシリーズは各種ロボット、ドローン、カメラ、STEM教材、ホビーなど、様々な分野で活用

Jetsonの開発者はグローバルで50万人、3,000社を越えている
日本国内向けには、5月15日(金)から下記の販売サイトにて予約販売が開始される。
価格は45,900円(税抜)。
・菱洋エレクトロ:
販売サイト https://ryoyo-gpu.jp/
・マクニカ:
販売サイト https://www.switch-science.com/catalog/6340/
●Jetson TX2の10~15倍高速
「Jetson Xavier NX」の発表は2019年11月に行われ、コストパフォーマンスの高さに注目が集まった。
Jetsonシリーズはハイエンドモデルの「Jetson AGX Xavier」クレジットカードサイズの「Jetson TX2」(Jetson TX1)、それより小さい「Jetson Nano」がラインアップされてきた。今回の「Jetson Xavier NX」は最も小さい「Jetson Nano」とサイズやピンタイプが同じで、ハイエンドのXavierを名前に冠したモデルとなっている。

NVIDIAが報道関係者向けに公開したベンチマークの最新情報では、多くのシーンで従来モデル「Jetson Nano」や「Jetson TX2」と比較して、圧倒的に高いパフォーマンスを達成している。また、今注目の「BERT」を使ったユースケースでも活躍しそうだ。

例えば、ResNet-50(224×224)でのベンチマークでは、TX2のパフォーマンス値が81に対して、NXが824と圧倒している
●Jetsonシリーズ共通のSDK「JetPack」も提供
「Jetson Xavier NX」を含む、Jetsonシリーズ共通の開発キット(SDK)が用意され、無料でダウンロードできる。SDK「JetPack」にはJetson用の組込型OS「NVIDIA L4T」をはじめ、「cuDNN」や「CUDA」などのGPUライブラリやAIフレームワーク、デモセットなどが含まれていて、はじめてAI開発に取り組む技術者でも比較的簡単に開発に着手できる。
SDKのバージョンは「JetPack 4.4」にアップデートされ、概ね下記の内容が追加されている。
1.Xavier NX対応
2.いくつかの機械学習モデルの追加対応
3.スピード強化
4.DeepStreamのpython対応
●AIエッジコンピューティングの需要は拡大
NVIDIAの発表によれば、グローバルでJetsonの開発者は50万人を越えている。画像認識や自動搬送、BERTなどの自然言語処理などを中心に、ディープニューラルネットワークのニーズはさまざまな分野で激増、ユースケースも増えてきている。デバイスに搭載できるAIコンピュータボードやエッジコンピューティングの需要は今後も急拡大していくと見られている。
【追記】
NVIDIAとマクニカは「Jetson Xavier NX」を解説するオンラインセミナーを緊急開催することを発表した。
関連記事「Jetson Xavier NX 開発キットのオンラインセミナーをNVIDIAとマクニカが緊急開催 5/19 17時から」
ロボスタでは「Jetson Xavier NX」のレビュー記事を掲載予定。セットアップの手順やデモセットの実行、ベンチマーク、具体的なユースケース活用などを紹介していくのでお楽しみに。
【追記:速報】:
早くも「Jetson Xavier NX」のレビュー記事を掲載。
全3回の第1回は「開封の儀」と「Jetson Nanoとのコネクタ関連の違い」「SDKのデモ」。更には今話題になっている先進の自然言語処理「BERT」にも挑戦
【Jetson Xavier NX レビュー(1)】高性能なミドルレンジモデルのAIコンピュータボード 開封の儀&デモ詳細 BERTにも挑戦
(神崎 洋治)
