11月には地元の世田谷区で、年長(5歳〜6歳児)の大会を主催しようと計画中です。いろんなチームが集まって試合をする機会、真剣勝負のサッカーをする場があまりないと聞いたので。

 まずは世田谷区から。そして東京、東京から今までお世話になった鳥取、金沢、徳島、広島、川崎、湘南、最終的には全国で活動ができれば最高ですね。そのスタートとして、まずは僕がサッカーを始めた三宿サッカー少年団への恩返しから」
 
――今年は忙しくなりそうですね。

「はい(笑)。自分のキャリア形成ももちろん大事ですが、オンライントレーニングなどの取り組みを通して、“現役選手”がやることの大切さも感じました。今一緒にやっている子どもたちには、サッカー選手と友だちくらいの感覚になってもらいたい。選手を身近に感じることができれば、『僕もプロサッカー選手になりたい!!』ってやる気が湧いたり、もっと夢を持ってもらえるんじゃないかと」

――最後に、ファンやサポーターへメッセージをお願いします。

「湘南やレンタル元の川崎だけでなく、過去に所属していたクラブのサポーターの方からも応援のメッセージをいただくことがあり、いつも感謝しています。自分に今、何ができるかを日々考えて活動していきたいです。今は本当に大変な状況ですが、皆さんが少しでも元気に、そして笑顔になってもらえるように頑張るので、Jリーグ再開後はまたみんなで思いっ切りサッカーを楽しみましょう。湘南の試合にも来て、応援とサポートをしていただけたら嬉しいです!!」

取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)

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