マイナーブランドの快挙! シトロエン・ベルランゴが日本で大ヒットしている理由

日本では同ジャンルのルノー カングーが大人気となっている
昨年秋に台数限定で日本市場に先行導入されたシトロエンのマルチパーパスカー、ベルランゴ。オンライン予約がスタートした当日にすべての枠が埋まるという人気っぷりで、正直言って予想以上の人気と言ってもいいかもしれない。

今回先行販売されたベルランゴは通算で3代目となるモデルであり、元々は商用車がベースとなっている(3代目ベルランゴも本国ではバン仕様が存在する)。日本車で言うならば、日産のNV200バネットのようなポジションのクルマとなるが、ここまで人気となった理由は何なのだろうか?
輸入車のマルチパーパスカーと言えば、現在ほぼ独占的な人気を集めているのがルノー カングーだ。日本での人気は本国を凌ぐとも言われており、全国からカングーが一堂に会する「カングージャンボリー」など、オーナー同士の交流も盛んな車種である。

しかし、現行カングーのデビューは2007年(日本導入は2009年)と古く、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備も備わっていない。カングーは商用車ベースという成り立ちを活かしたシンプルないで立ちも人気のひとつで、毎年登場する特別仕様車はあえて無塗装のバンパーを装着しているほどなのだ。

安全&快適装備の充実がヒットの秘訣
これだけ多くの台数のカングーが販売されている事実を見れば、カングーが人気という事実は揺らぐことはないが、一方で「先進安全装備があったら」や「もう少し乗用車っぽさが欲しい」と考えて購入に踏み切れなかったユーザーもいたのではないだろうか。
そこへ登場したのがベルランゴで、そういったユーザーが一気に飛びついたというのがこの完売劇の理由のひとつだと推察される。なお、今回は完売してしまったベルランゴだが、2020年秋からはカタログモデルとして普通に購入することができるようになる。

また、プラットフォームを共有するプジョー リフターと、オペル コンボライフも日本導入が決定しており、今後輸入マルチパーパスカー市場は一段と盛り上がりそうだ。ここに食い込む国産車は果たして登場するのだろうか?



















