山中亮平【写真:Getty Images】

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出品物と同じiPhoneケースにサインを入れて無料プレゼントすると発表

 サインの転売被害を告白し、話題となっていたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の日本代表CTB山中亮平が22日、粋な対応策を明らかにした。フリマアプリに出品されたiPhoneケースと同じものを買い込み、それにサインを入れた上でプレゼントをつけてファンに贈呈すると公表した。

 山中がピッチ同様、素早く動いた。21日深夜、自身がサインしたiPhoneケースがフリマアプリに出品され、1000円で販売された画像をツイッター上で公開。「腹立つ」などと怒りの声を上げていたが、一夜明けたこの日、インスタグラムのストーリー機能で「サインしたiPhoneケースを翌日にメルカリで転売された山中亮平によるインスタライブ企画」を予告した。

 そして、午後3時過ぎからインスタライブを配信した山中は「昨日(20日)、メルカリのことがあって記事になってしまったので説明したい」と切り出し、経緯を報告。子供のお絵かき用のノートを買いに100円ショップに行ったところ、ファンに声をかけられ、快くサインに応じた。すると、翌日にフリマアプリに出品されていることを友人から知らされたという。

「メルカリに出すのはいいんですけど、次の日速攻だったので、ビックリした」などと心境を語った山中。この日に再び、同じ店を訪れ、出品物と同じiPhoneケースを店頭に出ているものすべて購入したという。その上で「9個ありました。これに名前と日付とサインを書いて、プレゼントしようと思います」と告知した。

 意図については「メルカリでも1000円で買う人もいるかもしれない。それなら僕がプレゼントしますよ」と説明。さらに自身が協力するラグビーの慈善プロジェクト「OFF THE FIELD」の非売品缶バッジなども付けてプレゼントするという。転売品でサインを購入するより、お得な形にして転売品の価値を“無効化”した形だ。

 今後、SNSを通じて詳細を発表するという。同様に告知した「OFF THE FIELD」ツイッターには「神対応、尊敬します 天才か!!」「ユーモラス?な返し、サイコーです」などと絶賛の声が上がっていた。(THE ANSWER編集部)