世界中の注目が、”競争の美学”に集まる2020年 SK-II「#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」に込められた意志とメッセージ
およそ5ヶ月後に開催される東京2020オリンピック大会。熾烈な代表争いを制した精鋭たちが、ついに東京の舞台へやってくる。

日本でも徐々にオリンピック熱が高まる中で、6組のアスリートがTwitterであるテーマに“一石”を投げかけているのを知っているだろうか。

普段、競争の世界に身を置く彼女たちが、あえて“競争”に対して疑問を呈し、自身のソーシャルメディアアカウントで声を上げ始めている。そこに込められたメッセージとは…?

世界に広がる「#NOCOMPETITION」、込められた意味とは


このキャンペーンを仕掛けたのは、東京2020オリンピック・公式スキンケアブランドである『SK-II』。世界中の注目が“競争の美学”に集まる2020年に、6組の世界的トップアスリートたちとタッグを組み、「#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」キャンペーンを展開していくという。



「東京2020オリンピックという人生最大の競争に向かう中で、望んでいないけれど自分の中にあって、決して勝つことがない一つの競争があることに気づきました。それは『美しさに対する競争』です」

公式種目に初採用されたサーフィンで活躍が期待される前田マヒナ選手は自身のInstagramで、意図せずに起こっている「美しさに対する競争」に、一石を投げかけている。

「その競争では、他のサーファーやアスリート、女性と比べて、見た目がどうかとか、どう振る舞うべきとか批判されるのです。なぜ、そんな美のルールに従わないといけないのでしょう?私の競争は世界最高のアスリートになるためのもので、どんな見た目であるべきかではないんです。私は私らしく生きていると、誇りを持って言えます。#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」――前田マヒナ @mahinamaeda



固定概念や理想との戦いは、女性においてとりわけ「美」や「美しさ」にまつわる形で起きている。そうした強制的に巻き込まれる「美」と人生の競争は、自分らしく生きようとする女性たちの足かせになっているのでは?と、「SK-II」は今回の「#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」で投げかけているのだ。

オリンピックで2大会連続のメダルを獲得した石川佳純選手も、そうした「固定概念」に悩まされた一人だ。言わずと知れた日本を代表する卓球選手である彼女にも、周囲から投げかけられる言葉に惑わされることがあったと明かす。

「成功すればするほど、プレッシャーや周囲の大きな期待から、自分自身の力が本物かを疑ってしまう時があります。私は今まで、これらに応えようと、常に自分自身と戦っていた気がします」

“こうあるべき”という固定概念によって、押し付けられた「理想」と自分を比較したり、社会からの期待に応えようと自らの振る舞いに制限をかけたり。そうした状況から起きる“競争”は多大なストレスやプレッシャーをもたらしてしまう。しかし石川選手はそうした状況を振り切るように、こう宣言する。

「でも私の経験が、ポジティブな考えを持って突き進めば乗り越えられるという事を、これまでの経験が教えてくれました。過去の栄光に目を向けるのではなく、今に集中し、常に成長し続ける事で、更に多くの成功を得られると強く信じています。#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」――石川佳純 @kasumi.ishikawa_official



さらに、2016リオ・バトミントン女子ダブルス 金メダリスト“タカマツペア”の高橋(※高は異体字)礼華選手、そして女子日本代表バレーボールチーム・火の鳥NIPPONの選手たちも、次々にその“意志”を明かしている。

「理想像と比較され、「足りない」と言われるものを、追い求めることが、我々の中での「戦い」となってきた。しかし、周りが求める理想像を追いかけることが、私たちの真の戦いではない」――火の鳥NIPPON(公益財団法人日本バレーボール協会)@JVA_Volleyball

「リオで金メダルを取ってから、次の目標をなかなか見つけることができず、モチベーションを保つ事が難しかった時期がありました。しかし、二人で話し合い、いま、この道を共に歩んでいける事に喜びを感じています。二人で決めたからこそ、最後まで全力を尽くし、私たちらしくいきたいと思います」――高橋礼華 @ayataka419



「美のあり方は、自分自身で決めるべき」と示したい


さらにこうした流れは日本のみならず、海外選手にも広がっている。アメリカの女子体操 シモーン・バイルス(Simone Biles)選手は、身長142cmと小柄ながら2016年のリオデジャネイロオリンピックで女子団体・個人総合・跳馬・床で金メダルを獲得し4冠。さらに世界体操競技選手権では2013年〜2019年までに通算25個のメダルを獲得しており、現在、男女を通じて史上最多のメダル獲得者となっている。

そんなシモーン選手も、かつて“こうあるべき”という固定概念から、“望まない競争”にさらされてしまった過去があるそうだ。その体格ゆえに、結果を出し続けているにも関わらず、「体操選手らしくない」という声を耳にすることも多くあったのだと明かす。

「私が意図していない競争と、毎日戦うことになってしまいました。そうした状況に陥っているのは、私だけではありません。体操では、他の多くの職業と同様に、パフォーマンス自体とは関係のない競争が激化しています」
「理由はわかりませんが、人々は、自分の基準に基づいて美しさを定義できると感じているのではないでしょうか。でも、私の体について人々が言うことを、私が一切気にしないと言ったら嘘になるでしょう」
「私は人生のすべてが競争に変わるのにうんざりしているので、私は自分自身と同じことを経験したすべての人のために立ち上がっています。今日、私は『美のルール』との戦いを終えたと宣言します。なぜなら、誰もあなたや私に、美しさはどうあるべきかを教えるべきではないから。 #NoCompetition #skiipartner」――シモーン・バイルス @Simone_Biles

さらに女子50m背泳ぎで世界記録を持つ、中国の水泳 リウ・シアン選手も“美しさの定義”という固定概念に悩まされていた一人であり、今回のキャンペーンへの参加を表明している。

もちろん“競争”は、美しさ、人生、スポーツなどにおいて、未知の世界を切り拓くための大切な要素ではある。一方で、固定概念や理想の押し付けによって、“望まない競争”にさらされてしまうこともあるかもしれない。しかし、美とは何なのか。それは自分以外の誰にも決められるものではないのではないか?

「SK-II」の最高責任者(CEO)サンディープ・セス氏は、今回の「#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」キャンペーンについて、こんな思いを語っている。

「現代において、美しさに対する競争は常に存在しています。女性たちがその不健全な競争を無視することは、極めて難しい状況です。責任の一端を担う一員として、女性たちが自信を持てるよう後押しをするとともに、望まない美の競争から女性たちを解放するため、キャンペーン『#NOCOMPETITION 美は #競争ではない』を通して、大きなムーブメントを起こしていきたいと考えています。女性たちが望まない競争から抜け出し、プレッシャーによって自分の可能性を制限することなく、女性たちが美しさのあり方を自分自身で決めることのできる一助になればと願っています」

東京2020オリンピックを5か月後に控え、徐々に期待が高まる今、望まない美の競争や、乗り越えた実体験を語った彼女たち。これを皮切りに、女性がさらされる様々なプレッシャーやストレスに対し立ち向かっていく姿、よりリアルなストーリーを通して、”美は #競争ではない”ことを、SK-IIは全世界の女性達に伝えていくようだ。

・「#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」キャンペーンサイト

・SK-II 公式サイト

*火の鳥NIPPON(公益財団法人日本バレーボール協会)画像について
JVA承認番号:JVA2020-02-001

[PR企画:SK-II × ライブドアニュース]