中国メディアは、「食に対するこだわりの強い中国人すら唸らせる日本のラーメン」を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中華料理では「食べない物はない」と言われるほど、あらゆる食材が料理に使われる。中国人は食をこよなく愛す人びとだと言えるだろう。中国メディアの新浪網は13日、「食に対するこだわりの強い中国人すら唸らせる日本のラーメン」を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず「美食は世界各地に存在するものだ」と指摘し、中国にも多種多様な美食が存在し、中国人を飽きさせることはないと強調。中国人は美味しいものに囲まれて生活しており、自然と味や食材にこだわる美食家になるようだが、記事は「日本のラーメンは数々の美食を知る中国人すら唸らせる珠玉の一杯」であることを強調した。

 ラーメンが中国発祥であることは誰もが知っている事実だが、今や中国と日本のラーメンは全く別物と言えるほど違っている。たとえば、中国でポピュラーな「蘭州ラーメン」は澄み切った牛骨スープに、手打ちのストレート細麺の組み合わせで、具材としてスパイスを効かせて煮込んだ牛肉と青ネギが乗っている。

 中国のラーメンに対し、日本のラーメンはバリエーションや味の種類が非常に豊富だ。記事は、「ラーメン店によってスープと麺のそれぞれが違っていて、店ごとにこだわり抜かれた一杯が提供されている」と紹介し、中国人のラーメンに対する既成概念を覆す斬新なラーメンが提供されていることを紹介した。

 続けて、「博多とんこつラーメン」は特に中国人の舌に合う味付けであることを強調。中国人は行列に並ぶことを嫌う傾向にあるが、「日本のとんこつラーメンはたとえ1時間並ばなくてはならないとしても、食べる価値がある」と主張。中国にはない奥深い味のとんこつスープや、よく煮込まれた豚の叉焼、もちもちとしてしっかり歯ごたえがある麺はグルメな中国人の舌をも十分に満足させる味であることを強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)