村田諒太【写真:荒川祐史】

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バトラーの母国カナダ紙「勇敢な勝利者は強烈なパンチを顔面に叩き込んだ」

 ボクシングのトリプル世界戦が23日、神奈川・横浜アリーナで行われ、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)は同級8位スティーブン・バトラー(カナダ)に5回2分45秒TKO勝ちし、初防衛に成功した。敵地カナダメディアも「ワンサイドゲームの論理的な結末」と脱帽している。

 5回に猛ラッシュを見せた村田。右ストレート、右フック、そして、左フックと強打を次々に着弾させ、バトラーをコーナーに沈めた。レフェリーが試合を止めてTKO勝ち。圧倒的な強さを見せつけた王者に、バトラーの母国カナダ紙「ジャーナル・デ・ケベック」は「スティーブン・バトラーがリョウタ・ムラタ戦で崩れ落ちた」と速報した。

 記事では「勇敢な勝利者は強烈なパンチを顔面に叩き込み、相手をマットに沈め、2連勝を味わった。非凡なコンビネーションの連続はワンサイドゲームの理論的な結末となった」と日本に乗り込んできた24歳の若き挑戦者を沈めた村田のコンビブローを称賛。敵地でも盤石な戦いぶりは評価されていた。(THE ANSWER編集部)