LTE通信に対応でモバイル性が飛躍的に向上したUMPC「Magic-Ben MAG1」に注目

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スマートフォン、タブレットのシェアが広がる中、ノートパソコンにも変化が訪れています。

現在ノートパソコンの主流モデルは15インチ前後ですが、6インチ〜9インチの小型ディスプレイサイズのウルトラモバイルPC(以下、UMPC)が登場し、注目と人気を集めています、

UMPCはタブレット程度のサイズながら、PC用Windows 10で動作し、ハードキーボードを搭載するため、パソコンの実用性とモバイルの機動性の両方を兼ね備えたマシンでもあります。
最近では中国メーカーを中心に、スペックの高いモデルもリリースされるようになり、実用性はさらにアップしています。

各社のUMPCラインナップが揃ってきていますが、さらに注目機能が搭載されたモデル「Magic-Ben MAG1」がリリースされました。

「Magic-Ben MAG1」は、ディスプレイが8.9インチ、OSはWindows 10、CPUはCore m3-8100Yと、スペック的にもUMPCのハイエンドモデルです。
さらに、LTEモデルにはLTE通信機能をサポートしているのです。
LTE通信は、SIMカードによる通信とLTEモジュールによる通信に対応しており、日本の技適マークも取得されています。

UMPCがLTE通信で常時ネットに繋がることにより、屋外や移動時でもスマートフォンやタブレットと同等の通信環境を実現しており、モバイルでの機動性が大きく向上しました。
UMPCを屋内だけでなく、屋外でも活用する上で、LTE通信対応は、非常に便利な強化ポイントとなります。


今回は「Magic-Ben MAG1」の発売前のプロトタイプをお借りしましたので写真で紹介します。製品版では仕様が変更になる可能性もありますので、その点は、ご了承ください。


「Magic-Ben MAG1」本体



キーボード部分



SIMスロット



8.9インチディスプレイのUMPC比較。左が「Magic-Ben MAG1」、右が「GPD P2 Max」


「Magic-Ben MAG1」には、
RAM 8GB、ストレージ256GBモデル
RAM 16GB、ストレージ512GBモデル
この2モデルで。それぞれLTEモデルとWi-Fiモデルが用意されています。
重さは690gという軽量で、スロットはUSB Type-A、USB Type-C、microSDカードスロットを搭載し、拡張性も十分高くなっています。
キーボード入力でのキータッチ、打鍵感も良好で、バックライトも搭載されています。
また小さいながらもトラックパッドも搭載され、電源ボタン横には指紋認証での読み取りセンサーがあります。

動作速度は、CPUがCore m3-8100Yということで、日常利用であえば、十分な速度で操作できるでしょう。電池容量は8600mAh、省電力モードも活用すれば長時間の利用も可能です。

UMPCにも、ついにLTE内蔵モデルが登場し、スマートフォン、タブレットに続く、第三のモバイル機器として、さらにニーズが広がる可能性が出てきました。

UMPCの今後は注目です。


執筆 伊藤浩一