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ドイツのフランクフルト空港では毎年6900万人以上の乗客が通過するため、混雑度が著しく高いターミナルでの回避行動は今後のYAPEの実運用にとって大きな試金石となる。
そこで、陸上用配送ロボット「YAPE」を扱うYAPE社は、ドイツに本拠を置く空港運営会社であるフラポート社と共に、同ロボットの空港での利便性・安全性・有用性・発展性を確認し、フラポート社におけるサービス品質向上に寄与するための第一歩として、ドイツのフランクフルト空港にて実証実験を行ったことを、「YAPE」の日本国内独占取扱権を有する大型ドローンスタートアップ、株式会社DroneFutureAviation(DFA)が、10月29日に発表した。
今回の実験は、同ロボットの空港での初実験で、YAPEを空港のトランジットエリアに5日間配備し、乗客のゲートまでのアテンドと手荷物の配送支援を行うというもので、今後のテストの結果を検討し、YAPEのフランクフルト空港でのサービス展開を予定している。

▼「YAPE」とは:
「YAPE」は、イタリアのハイテクメーカーe-Noviaの子会社であるYapeによって開発された最新AIを搭載した配送ロボット。Drone Future Aviation社が日本での独占取扱権を保有しており、国内でも日本郵便や慶應義塾大などと共同で実験を複数回行なっている。なお、2018年12月にe-Noviaと日本郵便によって実施された最初の実証実験で、屋内および屋外配送ロボットとして信頼できる能力を証明済だ。

●同実証実験の概要
同実験はフラポート社の空港オペレーターの経験を向上させると同時に、スタッフの作業負荷を軽減する新しい方法を模索することを目指したもので、まず、厳重に監視された状態でYAPEのテストを行った後、YAPEが乗客と音声によってコミュニケーションを行う。その他、YAPEが乗客と音声によってコミュニケーションを行う。

●第1フェーズ
第一フェーズでは、スマートフォンのアプリを使用してロボットとコミュニケーションを行い、その後、YAPEが乗客と音声によってコミュニケーションを行うというもの。乗客は手荷物をロボットのボックスに置き、同ロボットによって離陸ターミナルまで案内される。ナビゲーションシステムのおかげで、ロボットはターミナル内を自由に移動可能だ。

●第2フェーズ
同ロボットは、時速約6キロメートルの速度で最大30キログラムの荷物を運ぶことができ、3Dセンサーによって周囲の状況を感知して障害物を回避することができる。

■【動画】Yape a Francoforte:

今回の実験について、フラポート社とe-Noviaの各責任者は以下のように述べている。


フラポート社 離発着ターミナルユニット 責任者アレクサンダー氏:

弊社はイノベーションのリーダーとなるべく、乗客の旅行体験を向上させることを目的とした新しいデジタルテクノロジーの推進を常に努めています。 今回の実験でYAPEを採用した目標は、空港でのサービスの質をさらに向上させるために、最新の人工知能とロボット工学のどういった利便性が活用できるか確認することでした。


e-Novia CEO Vincenzo Russi氏:

弊社は日本と米国での実証実験の後、大規模な流通システムを持つ大手物流会社と協力して、空港物流を担うべく事業を展開しております。 YAPEはAIとロボット工学の専門知識を持つ世界最高のロボットの1つであり、e-Noviaはスマートモビリティを活用したラストワンマイル配送のための新しいソリューションをすでに開発しています。


なお、DFAは、日本郵便が福島県南相馬市及び双葉郡浪江町で行った配送実証実験に、この「YAPE」を提供したことを2019年2月に発表している。
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日本郵便とDFAが陸上配送ドローン(自動運搬ロボット)を使った無人配送の実証実験 日々の買い物支援などに期待[/caption](ロボスタ編集部)