9月に別のイスラム教寄宿学校から救出された男子学生ら。足は鎖で縛られている(2019年9月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ナイジェリア北部の警察当局は14日、イスラム教の寄宿学校で性的虐待などを受けていた男子学生300人超を救出したと発表した。同国では先月にも別の寄宿学校で、拷問や虐待を受けていた男子学生300人以上が救出されていた。

 カツィナ(Katsina)州ダウラ(Daura)で13日、学生の一部が寮から抜け出し、街に出て抗議活動を行ったのを機に、警察が学校の強制捜査に乗り出した。

 地元警察は報道陣に対し、300人を超える学生が非人道的な扱いを受けており、13日に抗議に出たり逃走したりしたと述べ、学校に残っていた約60人のほとんどは鎖でつながれた状態で発見されたと報告した。

 警察によると、強制捜査が行われた学校は、現在70代後半になるイスラム指導者が40年前に創設したもので、後にこの創設者の息子が運営を引き継いだ。コーラン(イスラム教の聖典)を学び、薬物依存症などの病気の治療を受けるために家族に連れて来られた学生たちが入学していたという。

 カツィナ州の州都から約70キロ離れ、ニジェール国境近くに位置するダウラは、ムハマドゥ・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領の地元。警察は、強制捜査中に辛うじて逃走した学校経営者と教員らは必ず逮捕され、「法の最大限の報いを受ける」だろうと述べた。

 

 ナイジェリア北部では薬物使用率が高い一方、リハビリ施設が不足している。このため、薬物依存症になった子どもの親たちは仕方なく、事実上の矯正施設となっているイスラム学校へ子どもを入学させるが、学生たちはそこで虐待の対象となっている。

【翻訳編集】AFPBB News