中国メディアは、日本と中国で「全く逆の習慣や慣習」を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 国や地域によって文化や習慣の違いがあるのは当然のことだが、日本と中国の文化や習慣のなかには「全く逆」のものもあり、初めて体験する中国人を驚愕させているという。中国メディア今日頭条はこのほど、日本と中国で「全く逆の習慣や慣習」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日中には共通する文化も多く、中国人が親近感を覚えるものもあるが、全く逆の習慣もある」と指摘。これらは日本人にとっても中国人同様に興味深いものと言えだろう。例えば、テストの答案結果に付ける「正誤の印」を挙げ、「中国では間違いにはバツ印を付け、正解にはレ点を付ける」スタイルが全体に浸透していることを紹介。日本では正解には「丸印」、間違いに「レ点」をつけることを紹介し、それゆえ「日本スタイルの回答用紙を目にすると中国人は大きな違和感を覚える」と主張した。

 他にも店舗の新規オープンなどの際に「花輪を送る習慣」について、中国で花は死者に対する弔いや供養として送る習慣が根強いため、花輪には縁起の良いイメージは無いと指摘。中国でもプレゼントやお祝いで花を送るが、花束や花かごの形が多いと主張。ゆえに、「日本ではお祝いとして盛大な花輪が送られ、新店オープン時に店頭に並ぶ花輪を中国人が見ると、嫌がらせ行為と感じる」とその衝撃を伝えた。

 こうした縁起やタブーに関係したものでは、他にも「中国では赤が縁起が良い色であるため結婚式の衣装とされ、白は葬儀の色とされる」ので、日本人の花嫁が着る白無垢姿に驚く中国人は少なくないと主張した。

 日中で文化の違いがあるのは当たり前としても、「真逆」の習慣や文化があって、初めて目にする中国人は面喰らってしまうことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)