経済効果だけじゃない。ラグビー日本代表が勝ち進むことの意義
一方で、今回の日本大会は経済面だけでは計れない価値もある。20日の開幕戦前には試合開始の3時間以上も前から、老若男女が国籍を問わす、スタジアムに駆けつけた。ゲートに続く道ではそこかしこで、外国人ファンと交流する日本人の姿が見られた。
2015年の前回大会までは、日本のラグビー場といえば国際大会といえども、中年以上の男性が大半を占め、女性や子供の姿はまばらだった。それが昨日の開幕戦では親子連れやカップルの姿が目立ち、車椅子に乗って観戦に訪れる国内外の観客もいた。
試合後の最寄り駅では、混み合うホームにあっても、車椅子の客を先に電車に乗せるファンの気遣いも見られた。今大会は外国出身者が過半を占めるラグビー日本代表が体現しようとしているように、ダイバーシティー(多様性)を日本に根付かせるきっかけにもなりうる。
ラグビーW杯日本大会は11月2日まで。各地で熱戦が繰り広げられる。
(文=宮里秀司)
