友達の彼女に手を出そうとする最低男 恋愛酒場“泣きっ面にヒロシ”

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ここは恋愛酒場『泣きっ面にヒロシ』。「ヒロシです…」でお馴染みの芸人・ヒロシさんが、訪れるみなさんからの恋愛相談にお答えします。
自虐ネタで人気のヒロシさんですが、ネガティブさの中にほんのり幸せを感じさせる独自の目線で、あなたの悩みに脱出の糸口を見つけてくれるかも!?
「こんな状況で辛い」「私の何がいけないの?」などなど、あなたの恋にまつわるネガティブエピソード、悩みを打ち明けてください。

■今月のお悩み



◎整形するために、彼氏と別れるべき?
(まい/女性/20代前半)

整形をするために彼氏と別れるかどうか悩んでいます。

私は高校生のころから自分の容姿に強いコンプレックスを抱くようになり、劣等感の塊でした。それから、いつか絶対に整形したいと考えてきました。大人になってからはメイクやヘアスタイルを研究してマシになりましたが、可愛い部類には入らない「ブス〜普通」レベルです。
最近になって、仕事を辞めて整形をしようと決めた矢先に、彼氏と出会い、今までにないくらい大好きになってしまいました。彼は、理想的な男性で、私をすごく大切にしてくれます。ですが、私の容姿に対するコンプレックスは強くなる一方で、もっときれいになりたい、自分に自信を持ちたいという思いが消えません。

彼はすごく真面目な人だから、整形したいなんて言ったらドン引きされそうで、相談なんてできません。私がこんなに劣等感を抱いていることも全く知らないと思います。いっそのこと彼と別れて、夢だった整形をしようかなと考えています。

大好きな人と別れてまで整形するなんて、一般的に見たらバカですよね。でも私はそれくらいきれいになりたい、変わりたいんです。

同年代の子たちがどんどん結婚していく中、なぜそこまで容姿にこだわっているのだろうと自分でも思います。

だけど、可愛くない自分に納得できないんです。この顔のまま若いころを終えたくありません。女として生まれたからには、きれいに、可愛くなりたいとすごく思います。

アドバイスお願いします。

■ヒロシさんの回答は…



駆けつけ一言  「美人になれば、もちろんクソみたいな男も寄ってきます」

今以上にきれいになりたい!って、気持ちはわかります。そりゃ美人のほうが実際ちやほやされて何かにつけて優遇されますものね。かく言う私だって、イケメンに生まれていれば! と、何度考えたことか。女性受けする男と、自分との扱いの違いにイライラしまくってきた人生を歩んできました。

私のネタに、「ヒロシです。マメな男を目指そうとするとストーカーだと言われます。」というネタがあります。これは、マメな男がモテる!と聞いて、モテたくてマメにメールをしていたら女性から気持ち悪がられた過去があるんですが、イケメン(私は全くかっこいいとは思わないが、どうやら女の人は好きな顔)の人がやったら…「マメに連絡してくれる!感激!」となる矛盾をネタにしたものです。

見た目が八割(九割だったっけ?)という本もありましたよね。人間は見た目で先入観を持たれやすいのが事実です。「中身だよ〜!」などと言ってくる女性も男性も、結局は見た目で判断しています。中身なんかは実際付き合わないとわかりませんからね。

ただ、まいさんの場合は素敵な彼氏もいて、なんの不自由さも感じていないご様子なのですが…単純にもっともっと! になっているのですよね? 私もいろんな経験をしてきましたが、見た目がきれいになれば、もっと多くの男に言い寄られることになります。もちろんクソみたいな男も近寄ってきます。

面倒くさくないですか? そうなると、まいさんの性格も変わっていくと思うのです。イケメンが寄ってきて性格もよさそう! と感じたら、今の彼氏とは終わりになることでしょう。いろんな男がヤリたいがために褒めちぎってくれるわけですから、まいさん自身も性格がひん曲がってくると思います。真理が見えなくなるおそれが大です。

私は47歳ですが、最近やっと気づいてきたことがありまして、一般的に美人と言われる人たちは人間的にくだらない人が多いのです。あと性格も悪かったりします。もちろん表面上はいい人っぽくふるまいますが、中身はクソという女性ばかりです。若いころは見た目がきれいな女性に振り回されてきましたが、その理由にやっと気づいた感じですね。

もしも私がイケメンでそういった女性から言い寄られて、結婚でもしていたなら地獄だったなって思います。地獄に行かずにほっとしております。

今が幸せならそれでいいじゃないですか。きれいになることは悪いことではありませんが、大事にしてくれる彼氏もいるのにもったいない気がします。一緒にいて楽で、まいさんのことを大事にしてくれる人がいればそれでいいのです。

プロフィール


ヒロシ
1972年2月14日熊本県生まれ。芸人。2003年「ヒロシです。」のフレーズではじまる自虐ネタで大ブレイク。2015年に出したヒロシの日めくり『まいにち、ネガティブ』(自由国民社)は10万部を突破。2016年には自身のエッセイ『ネガティブに生きる。』(大和書房)を出版。長年の趣味であるキャンプの模様をYoutube動画『ヒロシちゃんねる』にて配信し、多くの人から支持を集める。さらに、ヒロシ著『働き方1.9〜君も好きなことだけして生きていける〜』(講談社)を2018年12月6日に発売するなど、芸人としてだけではなく、幅広い活動を続けている。
■メディア出演:
・BS朝日『迷宮グルメ異郷の駅前食堂』(毎週火:23時)
■オフィシャルブログ:LINE OFFICIAL BLOG
■Twitter:@hiroshidesu0214

■Youtube:「ヒロシちゃんねる」