前社長の堀江貴文容疑者(33)ら幹部4人の逮捕者を出した証券取引法違反事件で、ライブドア(LD)<4753>は7日夜、社内調査を公表し、家宅捜索の容疑となった出版社・マネーライフの買収にからむ一部投資事業組合について、LDグループが行った出資金額を明らかにした。同社による社内調査公表は、1月20日以来で3度目。

 同調査によると、EFC投資事業組合は2003年11月1日に組成。堀江、宮内亮治(前LD取締役)、中村長也(前LDファイナンス社長)の3容疑者らが役員を務めるLDの100%子会社(羽田寛社長・当時)が実質的な運営を行う業務執行組合員としている。出資はLDが100万円、LDファイナンスが8億円行っている。

 M&Aチャレンジャー1号投資事業組合は03年11月17日に組成。ライブドア子会社・元社長の故・野口英昭氏が社長を務めたエイチ・エス・インベストメントが業務執行組合員で、LDファイナンスが8億円、エイチ・エス・インベストメントが100万円出資している。

 なお、マネー社買収にからむ投資事業組合の一つであるVLMA2号投資事業組合については、「資料がなく現在把握できていない」と説明し、詳細を明らかにしていない。【了】

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