TSGホッフェンハイムはディアディ・サマッセクの獲得に成功した。セントラル・ミッドフィルダーを本職とする同選手は、オーストリア1部RBザルツブルクから、ホッフェンハイム史上最高額の移籍金での加入となる。その金額は1200万ユーロであり、さらん成果に応じて金額が上昇する仕組みとなった。契約は2024年まで。

 「ここ数週間は繰り返し、さらに移籍市場で動きにでると強調してきた。もしも我々が納得するようなチャンスが出てきた場合にね」と語った、アレクサンダー・ローゼンSDは、「ディアディはまさにそのカテゴリーに位置する選手だよ」と評価。「非常に興味深く、将来が嘱望される」選手であり、「これほどのパワーとインテリジェンスを兼ねあわせた選手を迎え入れられたことは、我々にとっては1つの誇りであり、大きな喜びでもあるよ」と言葉を続けている。

 2015年よりオーストリアでプレーするサマッセクは、まずはザルツブルクのファームチームであり、オーストリア2部FCリーファリングにてプレー。その1年後にはザルツブルクへと加わっている。そこで3度のオーストリア1部制覇と2度の国内カップ戦を制しており、さらにマリ代表としては25試合でプレー。クラブでの国際経験でも、EL25試合、CL12試合でプレーしているところだ。「とても大きなポテンシャルと、そして国際舞台での経験も持ち合わせているよ」と、ローゼン氏。

 一方で、ディアディ・サマッセクは「ホッフェンハイムの一員として、ブンデスリーガでプレーすることをとても楽しみにしているよ」と述べ、移籍を決断した理由については「ここホッフェンハイムでは、若手選手がサポートを受けて成長を果たせるという評判がある。それはドイツ国内にとどまらず、海外でも知られていることだよ」と語った。