バイエルン・ミュンヘンのファンは今シーズンにおける最優秀選手として、ドイツ代表セルゲ・ニャブリを選出したが、元同僚エクトル・ベジェリンは土曜、そのことについてイングランド2部のクラブへ皮肉も交え、祝福のツイートを行ってている。「ウェストブロミッチにとっては物足りなかったらしいがね」と投稿した24歳は、ニャブリに対し「おめでとう、ブラザー。俺はずっと、お前が最高だってわかっていた」と言葉を続けている。

 その言葉の背景にあるのは、そのウェストブロミッチにニャブリは2015年に1年間のレンタルで加入していたものの、わずか公式戦3試合の出場にとどまったために僅か半年で解消。当時のピューリス監督は「そのレベルにない」と説明しており、そのシーズン終了後、リオ五輪での活躍をみせた後にアーセナルからブレーメンへと移籍していた。

 そこでブレイクを果たし、これまでの間にウェストブロミッチがイングランド2部へと降格した一方で、ニャブリはドイツ代表、そしてバイエルン・ミュンヘンの主力へ、今季は最優秀選手にも選出されるまでに飛躍。kickerの後半戦ポジション別ランキングにおいても、ニャブリはウィング部門のトップへと選出されている。なお年間最優秀選手で2位になったのは、同じくドイツ代表ジョシュア・キミヒで、ニャブリの27.9%に対して25.6%の票を集めた。

 ただそんな投稿に対して、一部のアーセナルのファンからは、同じく出場機会が与えられていなかったアーセナルでは、現在はウィングを模索しているという現状があるいことからも、むしろベジェリンも在籍するニャブリの古巣アーセナルを揶揄するコメントも見受けられている。