(写真提供:三菱電機)

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「秋に消費増税が予定されているため、夏のボーナスで新しい家電を買い換えようとしている人は多いはず。しかし、選ぶときには、価格だけではなく、消費電力や利便性にも注目してください。電気代などのランニングコストの削減、家事の時短になるなどで、楽で得になることが多いんです」

こう語るのは、家電ライターの藤山哲人さんだ。夏のボーナス支給目前。政府は10月の消費税増税を明言しているので、税率8%での最後のボーナスになる可能性が。これを機に家電の買い換えを考えている人も多いのでは? そこで家電プロレビュアーの石井和美さんにも加わってもらい、“楽得家電”を教えてもらった!

■4Kテレビ

来年の東京五輪に向けて、高画質の4Kテレビの需要が増している。多くの日本製のもののなかで、石井さんが主婦目線でおすすめするのは三菱の製品。

【三菱電機 LCD-A50RA1000】50型4K液晶テレビ(ハードディスク、Ultra、HDとブルーレイのレコーダーを内蔵)。実勢価格:約16万円〜。

「ハードディスク、ブルーレイディスクとの一体型なので、裏側のコードも少なく掃除しやすい。リモコンで角度を変えることのできる首振り機能は、台所にいるときに便利です」(石井さん)

低価格なら中国のメーカーであるハイセンスが突出。

【Hisense(ハイセンス)50A6800】50型4K液晶テレビ。実勢価格:約7万円〜。

「国産メーカーよりも3〜5割以上安く、実勢価格は42〜52インチで7万〜8万円。中国製=低品質というイメージをお持ちの人もいるかもしれませんが、東芝の技術を使用していて、画質・品質、ともに文句なし。ちなみにテレビは画面の明るさを調整することで、省エネできます」

■洗濯乾燥機

「ドラム式は縦型よりも節水効果が大きい傾向があります。多くの人はサボっていますが、洗濯物のホコリを取る乾燥フィルターは、毎回掃除をしましょう。空気の回りがよくなり、乾燥時間を短縮できます」(藤山さん)

【日立 ビッグドラム BD-NV120C】ドラム式洗濯乾燥機(洗濯・脱水容量12キロ、乾燥容量6キロ)。実勢価格:約18万5,000円〜。

「乾燥機能が優秀で、風が強いためシワがつきにくい。ピシッとアイロンをかけずに、ゆったり着るような綿シャツなら、乾燥機だけで十分な仕上がりです」(石井さん)

縦型洗濯機では、6月下旬発売予定のパナソニックの製品に注目。

【パナソニック NA-FW80K7】縦型洗濯乾燥機(洗濯・脱水容量8キロ、乾燥容量4.5キロ)。予想価格:約15万8,000円〜(6月下旬発売予定)

液体合成洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載。適量を入れられるため、洗剤だけでなく、すすぎの水も節約効果がある。パナソニック独自の「泡洗浄」で、高い洗浄力を誇る。

「洗剤は目分量の場合、必要量よりも1.5倍ほど多く使用するといわれます。自動投入によってこうしたロスも防げます」(藤山さん)

総務省の家計調査では、一世帯あたりの年間の洗剤代は4,827円。電気代と合わせて、年間4,000円ほどの節約になるようだ。

どうせ買うのなら、“得”な家電で“楽”をしよう!