にらの驚くべき効果効能

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 今回はにらについて書いていきます。

ニラは様々な料理に使われています。最もおいしい旬の時期は春です。春先の最初に伸びてきた葉っぱが一番柔らかく香りも強くて最もおいしいです。

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ニラに含まれる栄養、効果

ニラ100gあたり21kcal、とても低カロリーで多くの栄養が含まれています。

・βカロテン
疲労回復のために食べる食材として人気のあるニラですが、それはニラに多く含まれているβカロテンによる効果です。ニラに含まれるβカロテンは緑黄色野菜であるほうれん草よりも多く、抗酸化作用や体内で発生した活性酸素を取り除く効果や、体内でビタミンAに変換されることで粘膜を保護するという効果も期待ができます。

・アリシン
ニラの特徴である強い匂いのもとになるのが、硫化アリルの一種でアリシンと呼ばれる物質です。アリシンはニンニクやネギ類に共通して含まれる成分で強い殺菌作用を持っています。また、アリシンには疲労回復には欠かせないビタミンB1の吸収を高める効果が期待でき、胃液の分泌や発汗など代謝を良くするという働きもしてくれます。このため、ニラを多く食べることにより冷え性や神経痛などの改善にも効果があります。

・ビタミンK
ビタミンKには血液を固める働きがあります。怪我で出血した時など血を固めて止血を促す効果があります。また、骨を丈夫にサポートする働きがあるため、骨粗鬆症等の予防にも効果があるとされています。

・葉酸
ニラには葉酸が豊富に含まれています。葉酸は、胎児の成長に不可欠とされていますので妊活・妊娠中の女性は特に意識して多く摂取しなければならないと言われています。また、ホルモンのバランスを正常にしたり、生理前の症状を和らげてくれたり、髪の毛の量を増やす効果等にも期待できます。

(摂取量の目安)
成人女性 240μg
妊娠中の女性 480μg

・カリウム
カリウムは体内の塩分濃度の調整をする働きがあるためむくみを予防、改善する効果があります。また、血圧上昇の抑制もしてくれるので、高血圧の予防にも効果的です。

・食物繊維
ニラに含まれる食物繊維は、腸の中にある水分を摂取して膨らみ、便の流れを促す効果があると言われる不溶性食物繊維が多く含まれています。便秘で困っているという方は、ニラを食べてみてはいかがでしょうか。

・ビタミンA(レチノール)
レチノールはニラに含まれるビタミンAの中の1つで、美容効果がとても高く、美容液等によく使われています。その他にシミやそばかすを薄くする、ニキビが出来るのを防ぐ、肌に潤いを与える、透明感やハリを与えるという効果が期待出来るため、美肌には不可欠な成分です。

・ビタミンE
ビタミンEは、ホルモンの分泌を整える効果があります。また抗酸化作用があるので、体が老化するのを防いでくれます。ですが、摂り過ぎてしまうとむくみの原因になってしまったり、肌がかゆくなる事がありますので注意が必要です。

・ビタミンK
ビタミンKは血液をサラサラにする効果があります。血行不良は顔色が悪くなったり、目の下にクマが出来たりする原因となります。血管の修復効果もあるので、血行促進や目の下のクマ対策にも有効な成分です。

・モリブデン
モリブデンは酵素の1つで、貧血を防いでくれる効果があります。また、代謝を高める作用があり、脂肪燃焼のサポートとなることからダイエット時に活躍してくれます。

様々なビタミン類や鉄分、カリウム、ミネラル分も豊富なことから、ニラは体に大変良い食材です!

[文:meilong スタッフ]


「東京・恵比寿で美容鍼灸,鍼灸治療をお探しならmeilongへ(https://www.meilong.jp/」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。