簡単な問題を何回も解いたところで、スキルは上達しない。しかし実際にコーディング作業をしていくと、いつか壁が目の前に立ちはだかる。その壁を打ち破るのは自分だ。その解決のためには、人に聞くか、ネットで調べるか、自ら能動的に学習していくしかない。

そもそも、自習形式に向かない人はエンジニアに向いていないといっても過言ではない。ただ、自習形式でもモチベーションを維持できるように、夢中になる課題や、トップレベルの現役エンジニアのトレーナー、そして会員コミュニティがあるのが「テックジム」の魅力となっている。

■スクールのゴール設定もまた異色
世の中の多くのプログラミングスクールは、エンジニアになりたい初学者向けにカリキュラムが組まれており、中には就職保証制度をうたっているものもある。それに対して、テックジムは月額2万円の会員コミュニティ。どんなレベルからでもはじめられるし、どんな目的でも構わない。

実際に訪れている人は、初学者はもちろん、起業仲間を見つけたい人、趣味でAIを触ってみたい人、Pythonを高速で学びたい人、エンジニアをリクルーティングしたい人、トレーナーに実務上の技術的な相談をしたい人など、動機は様々。テックジムにはこれだけ多才な人が集まっているので、ビジネス上で最も重要な人間関係を築けるコミュニティを得られるのは確かだ。

自習形式だからこそ、課題解決のために自らが積極的になって動く必要があり、他の会員とコミュニケーションをとりながら進めていくこともあるだろう。こうした中で仲間が生まれ、それは同士となり、仕事仲間を見つけることができるだろう。

テックジムのスタート当初は、Python基礎コースのみだが、6月からはAIエンジニア養成コースも併設される予定だ。どのコースをとっても、月額2万円だけ。AIエンジニア養成コースが始まれば、ますます現役エンジニアの参加者は増えるだろう。今後はSwiftコースや、ブロックチェーンコースも増やすことを検討している。次々と新しい講座が生まれ、人も増え、コミュニケーションの幅も広がっていくのがテックジムの特徴だ。

■秋葉原、赤坂見附、吉祥寺で同時開校。全国展開へ
テックジムは4月より3校が開校される。その運営形態はフランチャイズ形式。秋葉原校を運営するのはロボットベンチャー、吉祥寺校はドローンベンチャー、赤坂見附校はまた別の企業が運営するなど、その業態もさまざま。今後も様々な業態の企業との提携を進めているという。