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ー ブースト時は41psアップ
ー 新型330e、経済性/トリム

ブースト時は41psアップ

新型BMW330eブラグインハイブリッドは、電気のみによる航続距離が60kmとなった。先代のほぼ2倍に相当する。

昨年秋にモデルチェンジした新型BMW3シリーズのPHEVバージョンは7月に発売予定。これに先駆け、現在開催中のジュネーブ・モーターショーで一般公開された。

最高出力184psを発生する2.0ℓ直列4気筒ガソリンターボ・エンジンに、112psの電気モーターが組み合わされている。8速オートマティック・トランスミッションと統合されたモーターには、容量12kWhのバッテリーが電気を供給する。

BMWによれば、システム合計で最高出力252psと最大トルク420Nmを発揮するという。最高速度は230km/h、0-100km/h加速は6.0秒。電気モーターだけで走行する際の最高速度は110km/hと、先代より30km/h向上した。

新型には「XtraBoost」というシステムも備わり、スポーツ・モード時にこの機能を使えばパワーがさらに41ps引き上げられる。

新型330e、経済性/トリム

プラグインハイブリッドの複合モード燃費は1.7ℓ/100km(58.8km/ℓ)、CO2排出量は39g/kmになると見積もられている。

BMWによれば先代より10%以上改善されたとのこと。回生ブレーキは減速エネルギーを電気に変換してバッテリーの充電に貢献する。

BMWによると、電気モーターが組み込まれたトランスミッションは、内燃エンジンの3シリーズより15mmしか長くなっていないという。燃料タンクはリアアクスルの上に配置されるため、荷室容量は375ℓとなる。

専用にアップグレードされたデジタル・インフォテインメント・システムは、近辺のレストランやカフェ、観光地に加えて、公共の充電施設も表示できる。

新型330eはSE、スポーツ・ライン、Mスポーツという3種類のトリムが用意される。乗車前に車内の温度を調整して起きるヒーターやエアコンは全車標準装備だ。

英国における販売価格は3万8000ポンド(約560万円)からとなる見込み。