本当に月の裏側に!米月周回衛星が中国の探査機とローバーを撮影
CNSA(中国国家航天局)は、NASAの月周回衛星「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」が捉えた月の裏側に着陸している「嫦娥(じょうが)4号」の姿を公開しました。
「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」は、月面から高度50kmを周回しており、搭載されている3台のカメラ「LROC(Lunar Reconnaissance Orbiter Camera)」は、最高で50cmの高解像度撮影を可能。1月30日に撮影された上の画像では「嫦娥4号」(白い点の箇所)を捉えています。
また、翌日31日に撮影された2枚目の画像では「嫦娥4号」と探査車「玉兎2号」が明確に区別できるとCNSAはコメントしています。しかし、遠巻きに見た画像では月の地形が鮮明になっているため、矢印の補足があっても2つを区別するのは難しいですね。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/6/a6e6c_1543_a44af937541bf90c411a4dba2645280c.jpg)
▲赤い矢印と文字はsorae編集部で加工
そこで、画像を拡大してみると、矢印の先に数ドットの白い箇所の存在が確認できます。これが「嫦娥4号」と「玉兎2号」を示しているのではないでしょうか。
また、NASAとCNSAは2019年1月下旬に月探査での提携を発表しています。さらにCNSAは月探査をはじめ、深宇宙探査にも意欲を見せています。
Image Credit:中国国家航天局(CNSA)/ Iroc.sese.asu.edu
■美飞行器两次对嫦娥四号探测器成像
http://www.cnsa.gov.cn/n6758823/n6758838/c6805398/content.html