全豪オープンで準々決勝に進出した錦織【写真:Getty Images】

写真拡大

大逆転勝ちを大会公式も速報

 テニスの4大大会・全豪オープンは21日、男子シングルス4回戦で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)が同23位パブロ・カレノブスタ(スペイン)に6-7、4-6、7-6、6-4、7-6で大逆転勝ち。5時間5分の死闘を制し、2016年大会以来、自身4度目の8強進出を決めた。まさに奇跡の逆転劇に大会公式は「シンプルに…信じられない」と驚愕している。

 0-2から2-2に追いつく粘りを発揮した錦織。疲労は軽くないはずだが、勝負の第5セットに奮い立った。第3ゲームで先にブレークに成功したが、第10ゲームにブレークバックを許し、10ポイントタイブレークに突入。ここでもビハインドを背負ったが、諦めない錦織は最後はサービスエースで決めた。

 勝利の瞬間、ほっとした表情を浮かべる錦織。激闘の疲労を心地良い充実感が包んだ。憮然とした表情のカレノブスタと健闘を称えハグを交わす。そしてスタンドの大歓声に応えた。

 錦織の驚きの逆転劇に大会公式ツイッターも「シンプルに…信じられない」と驚愕をつづると、ATPツアーの公式ツイッターも「ケイが生き残る」と題して結果を速報した。

 驚異的な粘りを発揮した錦織は、これで今大会4試合中3試合がフルセットの激闘。見事な戦いぶりは感動を呼び続けている。(THE ANSWER編集部)