アジアカップ決勝トーナメント

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17日、アジアカップはグループリーグの全ての試合を終え、ベスト16進出チームと対戦相手が決まった(表)。この対戦カードに2018年12月20日発表のFIFAランキングを当てはめ、そこから決勝トーナメントを占う。

ベスト16のゲームではランクに差があるチームの対戦が多いため、順位どおりの勝ち上がりが予想される。ただし、その中でヨルダン(109位)vsベトナム(100位)、カタール(93位)vsイラク(88位)は比較的順位が近く、下剋上がある可能性も考えられるだろう。

ところが準々決勝に進むといずれの対戦もランキングの差が大きく、順当にいけばイラン、日本、韓国、オーストラリアが勝ち進むものだと思われる。すると準決勝で日本はイランと対戦することになるが、日本とイランとのランク差は21位。ここでは日本が圧倒的不利な差をひっくり返さなければならない。

もう一つの準決勝は韓国vsオーストラリアという前回大会決勝の再現となる。実は韓国もオーストラリアには12位もの差を付けられていて、オーストラリアはこの大会の初戦で109位のヨルダンに負けるなど隙を見せてはいるが、どちらが勝ってもおかしくない。

ランクどおりならば決勝はイランvsオーストラリア。そこに日本が割って入り、チャンピオンの座を奪回できるか。残り2週間も厳しい戦いが待っている。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:佐野美樹/PICSPORT】

▼ グループステージ首位通過を決めた、森保ジャパン

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 写真は、ウズベキスタン戦に臨んだ武藤嘉紀と塩谷司

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)