心筋細胞の表面電位を超柔軟センサーで測定、拍動を妨げず
さらに染谷教授らは、ポリウレタンのナノファイバー(極細繊維)からできた数層からなる薄さ約1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)のセンサーを開発。心筋シートから生じる弱い力で伸縮し、また透過性に優れているため、センサー上から投薬して試験が可能になった。実際にセンサーを取り付けて心筋シートの伸縮率を調べると、何も付けられていない心筋シートと同じ程度伸縮していた。また4日間連続の長期間計測が可能で、薬剤の評価に十分な耐久性を持っていた。
これまでは培養皿の内側に固定された電極で心筋シートの表面電位を計測していた。この手法では心筋シートの動きは制限されており、実際の心臓の状態に近い環境で計測する手法の開発が求められていた。
