低迷する太陽電池事業、シャープが繰り出すテコ入れあの手この手
ポリシリコンは親会社の台湾・鴻海精密工業の協力により、転売禁止とした契約を変更し条項をなくした。2017年度末のポリシリコン契約残高を前年度末比で半分近い約8300トンに削減。過剰分を外販できるかは不明だが、調達量を含めて契約の拘束力は緩和されたとみられる。
他方、シャープは29年ごろまで中途解約できない電力契約を抱える。生産用の電力の一部をDCなどに振り向ける。同社は太陽電池を生産している堺事業所(堺市堺区)に自社専用のDCを構築し、IoT(モノのインターネット)家電などから集めたデータの保存に使っている。
今後、医療や防犯といった分野にフルハイビジョンの16倍の解像度を持つ8K画像を使った新事業を展開する計画で、DCを拡張することになっている。
さらに今秋、堺事業所で量産する有機ELパネルにも契約電力を割り当て、縮小傾向にある太陽電池に代わる利用先を確保する。
